Coffee Break 株式会社ホープ 代表取締役社長 小野良文

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株式会社ホープ
 代表取締役社長 小野良文
 あけましておめでとうございます。この度、理事を務めることとなりました。浅学非才の若輩ゆえ、皆様のご指導の程宜しくお願い申し上げます。

 昨年は、アミューズメント業界のメーカーにとって厳しい年でした。『ものづくり』が果たして続けていけるだろうか心配しながら1年をすごした感があります。

 経済、産業、社会構造のすべてが変わろうとしている昨今、最近では産業の空洞化が再び騒がれだし、生産拠点を中国に移転する企業のことが新聞紙上をにぎわしたりしております。コストを重視する大量生産品は中国を始めとする海外で、付加価値が高く品質を重視する多品種少量産品は国内生産という構図です。生産量、需要供給時期の問題等、一概にアミューズメントマシンの生産拠点を即海外に移すことは、容易なこととは思いませんが、高騰する開発投資などメーカーを取り巻く環境は厳しく、例外なく変革を求められる時代となってきているのも事実です。

 メーカーも時代とともにいろいろな変節がありました。

 最初は『モノ作り』、モノを作れば飛ぶように売れた時代。ものが無く便利な道具が出来れば先を争って買ってくれた時代です。弊社に於いても軽三輪メーカー当時、全国の代理店の方がリュックサックに現金を詰め毎朝門前に並んでいた逸話が残る時代です。
 次に『モノ造り』の時代。高度成長経済の中で大量生産方式と販売力、販売網の強さによって、大量消費をしていた上り調子の時代です。

 そして今、モノが溢れ、ありとあらゆる物が簡単に手に入る時代。他のものより格段と優れた特徴のある商品しか見向きもされない時代。商品の企画力が特に重要視され、『モノ造り』から『モノ創り』に変革しないと生き残れない厳しい時代です。

 本来、アミューズメントメーカーは既成概念にとらわれず自由な発想の下、時に独創的、又、時代を反映した業務用機器を開発提供し発展してきたはずです。「UFOキャッチー」「プリクラ」「ビートマニア」から暫く業界を奮い立たせるヒット商品が見当たりません。今年こそは、業界全体が元気の出る『モノ創り』を各メーカーが競い合って発表できる年になるよう願っております。