「活性化特別委員会」最終報告書まとまる

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アミューズメントマシン及びソフトの製造・供給者とオペレータが率直に意見交換し、業界活性化を推進する目的で、JAMMA、AOU、NSAが共同で設置した活性化特別委員会(竹内哲郎委員長)が先ごろ2年間にわたる活動を終了。そこでの提言を最終報告書(表題「アミューズメント産業の活性化に向けて」)としてまとめ、このほど発表されました。内容は「早急に手がけるべき問題の提言」と「中長期的に対応すべき問題への提言」からなり、JAMMA、AOU、NSAに対して業界一丸となった取り組みを期待しています。
 以下、報告書の提言の部分(第一章)を全文掲載します。
 

1. 早急に手がけるべき問題への提言


景品営業提供の適正化
  プライズマシン、景品、営業方法それぞれの業
 界としてのモラルを確立、向上させるための啓
 蒙活動を頻繁に実施すべき。
  また、営業方法の相互チェックシステムなど、 
 業界の自浄制度を確立させるべき。

 対応すべき組織・機関
  ・三団体が特別委員会設置(業界啓蒙活動、業界
   自浄制度の確立)
  ・JAMMA担当組織において検討(マシン、景品 
   の適正化に関する啓蒙活動)
  ・AOU担当組織において検討(営業方法の適正化  
   に関する啓蒙活動)

部品の共通化
  部品のJAMMA規格等、業界の標準規格(複数
 でもかまわない)を確立し、インパネ・ねじ・ビ
 ス等、容易な箇所から導入すべきである。
  なお、基板についてはすでに統合が進んでい
 る状況にあり、業界としてその流れを加速させ
 るような環境整備が必要である。

 対応すべき組織・機関
  ・JAMMA担当組織において検討

業界規制への対応
  規制の是非、規制緩和への手段・方法等、継続
 的、日常的な検討が必要であり、業界内での環
 境整備が必要。
  また、業界団体の存在意義は業界と行政とのパイプであ
 ることを再認識すべき。

 対応すべき組織・機関
  ・JAMMA、AOU、NSAの各担当組織、さらに三団
   体が特別委員会設置

消費税への対応
  消費税の転嫁を業界が協調して進めなければな
 らない。そのために、新たな営業システムの導入が
 不可欠。
  なお、検討に当たっては、メーカー、オペレー
 ターが一丸となって対応すべきである。
   (例)・ハウスカードシステムの導入
      ・トークン制の導入   
      ・ワンコインオペレーションからの脱却
      ・デビットカードシステムの検討
      ・携帯電話課金の検討

 対応すべき組織・機関
  ・三団体が特別委員会設置

マーケティング・リサーチの実施
  顧客層の動向把握を行い、情報をメーカー、オペ
 レータが共有すべき。

 対応すべき組織・機関
  ・三団体が特別委員会設置

リデンプションゲームの導入促進
  導入のための手段・方法等について、継続的、日常的
 な検討が必要であり、業界内での環境整備が必要。
  また、導入後の業界のあり方、自主規制につい
 ても事前に十分な検討が必要。

 対応すべき組織・機関
  ・JAMMA、AOU、NSAの各担当組織、さらに三団
   体が特別委員会設置

業界団体の組織率向上
  業界団体の組織率が低く諸問題への対応に悪影
 響を与えている現状を認識する必要があり、積
 極的な組織率向上を図るべき。

  対応すべき組織・機関
  ・JAMMA、AOU、NSAの各担当組織、さらに三団
   体が特別委員会設置

業界団体の連携強化
  業種による温度差を埋め、一つの業界であるこ
 とを認識出来るような場を用意すべき。
  特に、それぞれの業種の第一線にたつ若手業
 界人が集まり、自由に意見を交換できるような
 環境を整備することが急務である。

 対応すべき組織・機関
  ・JAMMA、AOU、NSAの各担当組織、さらに三団
   体が特別委員会設置

ネットワークゲームへの取り組み
  ネットワークシステムのJAMMA規格等、業界の
 標準規格(複数でもかまわない)を確立し、メーカ
 ー各社の開発やオペレーターの導入がやりやすい
 環境整備を進めるべき。

 対応すべき組織・機関
  ・JAMMA担当組織

業界内POSシステムの導入
  業界内のPOS標準規格(複数でもかまわない)
 を確立し、導入を進める必要がある。
  なお、POSシステムの導入に先行して業界のメ
 ーカーや商品の業界統一IDコードの導入など、
 業界内データベースの整備を行う必要がある。

 対応すべき組織・機関
  ・JAMMA担当組織で先行して検討。準備が整っ
   た段階で三団体特別委員会設置


2. 中長期的に対応すべき問題への提言


業界の実勢調査の実施
  短期的な業界実勢をタイムリーに把握し事業活
 動に反映させることが必要。
  四半期ごとの業況を把握できるような調査を導
 入すべき。

 対応すべき組織・機関
  ・JAMMA、AOU、NSAの各担当組織、さらに三団
   体が特別委員会設置

家庭用ゲームソフトとの連携や取り込み
  家庭用ゲーム機とのリンク化、ソフトの連携や
 統一イベントの実施を業界レベルで行い家庭用
 ゲームユーザーの取り込みを図るべき。
  また、新旧の家庭用ゲームソフトをロケーションで
 活用出来るようなシステム作りを検討すべき。
 さらにはネットワークを活用したゲームデータ
 の相互利用など家庭用、業務用のユーザーを融
 合できるような仕組みを検討すべき。

 対応すべき組織・機関
  ・JAMMA担当組織で検討

新規顧客へのアプローチ
 〈小中学生〉
  ゲームセンターや業務用AM機との接点がなくな
 りつつあり、遊びの対象との認識が低くなっている
 小中学生に対するプロモーション活動が必要。業界
 統一のキャンペーンや業界外のメディア、媒体を活
 用した小中学生の取り込みが必要。

 対応すべき組織・機関
  ・JAMMA、AOUの各担当組織さら、に三団体が特
   別委員会設置

 〈ライトユーザー〉
  特定のジャンルやそれに付随したマニアユーザ
 ーにへだたった商品開発、店舗での商品構成を
 改めるための仕組み作りを検討すべき。
  また、ゲームの難度をユーザーの好みに合わせら
 れるシステムや難度を数値で表せプレー前に把
 握できるようなシステムを検討する必要がある。

 対応すべき組織・機関
  ・JAMMA、AOUの各担当組織、さらに三団体が特
   別委員会設置

製品開発の環境整備
 開発施設や各社の技術・特許の相互利用が出来
 るようなシステムを業界で構築すべき。

 対応すべき組織・機関
  ・JAMMA担当組織

展示会の再検討
  展示会の目的、あり方について業界を横断した
 形での再検討が必要。来場者のニーズに合い、
 業界内での必要性、必然性を十分に検討べき。

 対応すべき組織・機関
  ・JAMMA、AOUの各担当組織、さらに三団体が特
   別委員会設置

マスコミ等の積極活用
  ゲーム機週間売上ランキングの発表等、マスコ
 ミに取り上げられやすい仕掛けを用意し、製品
 や業界の露出機会を増やせる、一般マスコミを
 活用できるような仕組み作りを工夫すべき。

 対応すべき組織・機関
  ・ AOU、NSAの各担当組織

ユーザーに対する定期的なプロモーション活動
  毎月のゲームの日を充実させるなど、定期的な
 プロモーション活動を行うべき。
  また、インターネット等を活用したハイスコアランキン
 グ登録システムの整備等、業界全体のエンドユーザー
 間コミュニケーションスペースの提供を検討すべき。

 対応すべき組織・機関
  ・ AOU、NSAの各担当組織

業界団体のあり方について再検討
  業界団体の役割、必要性、今後のあり方につい 
 て、継続的、日常的な検討が必要。
  そのなかで合併や統合を検討してゆく必要がある。

 対応すべき組織・機関
  ・JAMMA、AOU、NSAの各担当組織、さらに三団

ロケーションの質的向上を研究すべき
  個々の企業レベルではなく、業界全体としてロケー
 ションのレベルアップを継続的に研究すべき。そして、 
 その活動のなかで得られた成果を全ロケーションに
 反映させ、業界の魅力向上、新規ユーザーやライトユー
 ザー、リピーターの獲得・増加に繋げるべき。

 対応すべき組織・機関
  ・AOU、NSAの各担当組織

AM機器の携帯電話との連携
  ANM機と帯電話との接続について標準規格を整
 備するなどして連携しやすい環境作りを検討する
 ことが必要。

 対応すべき組織・機関
  ・JAMMA担当組織