来賓挨拶

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 ご承知の通り、先週の月例経済報告におきまして、「日本経済は大変厳しい状況ながらも底打ちしている」とあり、やっと先に明るさが見える状況まで来ていると思っております。底打ちをしたからといって、急激に消費投資が回復し、V字形の回復が目の前にあるという状況では決してありませんが、年度後半に向けてかなり明るい状況が出てくるのではないかと期待しております。

 何といっても景気が全体に良くならないと、人々が娯楽を求めるというところまで弾みがつかないと思います。皆様方はこの1、2年大変厳しい状況を過ごしておられますが、まず景気を良くするところから下支えをし、その影響が業界にわたり、弾みがついて行くという風になればいいと思っています。

 この10数年暗い中で何も進歩していないというわけではありません。例えば、環境というものに対する人々の活動、生き方、ものの考え方などはずいぶん変わってきたと思いますし、我々が単に高度成長の延長線上で働いてお金を儲ける、豊かな生活を求める、こういった直線的な動きから、自分の幸せとは一体何なのだろうか、あるいは家庭が家族が社会の中で幸せに生きる道とは一体何なのか、といったことをじっくり考えながら、大変重要な時期を過ごしているのではないかと思います。

 わが国には、1400兆円といわれる個人資産があり、人々はどこにお金を使うべきかといって、何かが登場するのを待っている状況だといいます。そこに皆様方の出番があるわけです。皆様方の知恵と技術でもって国民に心置きなくお金を使わせる、お金を使って「あ?楽しかった」という時間を過ごさせる、その機会というのは皆様方の知恵からしか生まれてこないものであります。

 日本経済全体の景気回復を待って、皆様方の業界の売上が今年を契機として伸びていくことを心からお祈りする次第でございます。