coffee break  私の心に残るひとつの話 

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本年4月に、(株)アトラス代表取締役社長に就任いたしました。私は、1995年7月、アトラスに入社以来、アミューズメント店舗開発、運営を中心に業務を行ってまいりました。

 昨年は、業界全体でアミューズメント店舗の売上高は順調でしたが、今年に入ってから厳しい状況になってきていると感じております。以前、私は北関東地域でスーパー等の運営を行っている会社におりました。そこで、当時の社長、上司から店舗開発、運営ノウハウ、顧客サービスの基礎を学びました。そして、今でも忘れられない当時の社長の話があります。

 大きな桶に1万円を乗せた船を浮かべると、大抵の人は、自分のほうに向けて水をかきだします。すると1万円を乗せた船は向こう側へ行ってしまいます。ところが、反対に、向こう側へ追いやるように水を送ると、反対側の桶の縁に波がぶつかって1万円を乗せた船はやがて自分のところへ向かってくるというものです。所謂「情けは人のためならず」の精神です。

 当社は「プリント倶楽部」(プリクラ)で大きく業績を伸ばし、株式公開を果たしましたが、その後の業績は伸び悩んでいます。それは、やもすると1万円を乗せた船をこちら側へ迎えようという意識が強すぎたのかも知れません。

 当社は来年で節目となる20年を迎えることになります。これまでの実績、課題をしっかりと認識し、お客様の期待に応えられる製品の開発、サービスの提供に努めてまいりたいと考えております。また、本年4月に奥出前社長の後を受け、JAMMAの理事を拝命いたしました。

 私は、前職はアミューズメント業界ではありませんでしたので、当業界に入ってまだ10年しか経っておりません。若輩者ではありますが、JAMMA会員の皆さまとともに当業界の更なる発展に寄与してまいりたいと存じます。今後ともご指導のほどよろしくお願い申しあげます。