JAMMAは、業界におけるモデルリサイクルシステム構築事業の一環として「経済産業省平成17年度3Rシステム化可能性調査事業」に「使用済みアミューズメントマシンのモデルリサイクルシステムの構築」という題材で申請し、認可されました。
実施については、消費流通部会(神宮司憲人部会長)の下部組織であるリサイクルシステム委員会(北澤正太郎委員長)が受け皿となり、九州地区をモデル地域として、地区内で排出された使用済みアミューズメントマシンを完全手分解し、リサイクル処理率100%(埋め立て処分ゼロ)を達成すべく、その処理方法等可能性について研究致しました。

検討会議の様子
第一にリサイクル(再資源化)についてですが、使用済みアミューズメントマシンを構成するカテゴリー(構成素材)レベルまで手分解致しました。その結果、アミューズメントマシン1台当たり重量対比、約66%がマテリアルリサイクルとして有償での売却、マテリアルリサイクル約5%とサーマルリサイクル約29%の計34%が逆有償での処分となりました。
そしてその有償売却・逆有償処分の差益額は、約370円/台の結果でありました。
その他、処分業者の諸費用等鑑みると、リサイクル処理に係る原価は約43円/kgと算定されました。
第二にリユース(再使用)についてですが、手分解の工程のなかでその形状を確保して取り出せる部品6品目(基板・モニター・コインシュート・電源・パソコン・ホッパー)をリストアップし、その活用の可能性等を研究致しました。結果は、使用済みアミューズメントマシンが排出される段階では、すでに何れかの部品が排出事業者により取り外されていたケースが多々あり、自家利用リユース部品として確保されていた可能性が高い事が推察出来ました。その他の市場ニーズ・汎用度・耐久性等も鑑みるに、耐久性と汎用度に欠けるホッパーを除き、その品質確認を前提に、補修用のリユース部品として、再利用できる可能性(市場性)があるものと思料致しました。
第三にリデュース(発生抑制)についてですが、本調査事業を通じ、自然環境保護・産業廃棄物の再資源化・循環型社会への対応・貢献等をメーカー各社の共通認識として、3R配慮設計(製品部材の転化、木材・FRP等の使用率低減、部品の共通化・軽量化・長期耐久化)の強化は必至との見解に至りました。
以上を以て、政府委託の可能性調査事業は終了し、多大な成果を納めることが出来たわけですが、今後は、本事業により得られた貴重なデータを活かし、今後の課題とされた事項について検証を進め、全国規模でのリサイクルシステム構築の可能性等について、さらなる調査・研究を継続してゆく必要があります。

使用済みアミューズメントマシンの手分解処理の複写


