最近、週刊誌などで「利殖」に関する特集を目にすることが多くなった。団塊の世代が定年の時期を迎え、従来のお金を「貯める」から「投資して増やす」と言うことに視点が変わってきたことによるのだろう。
昔から、「経済学は科学とは言えない」と言う意見が多かったが、最近の実験から導き出された人間の行動特性を織り込んだ「行動ファイナンシャル理論」はおもしろい。
それによると「人は利益を確定しようと売り急ぎ、損失の確定を嫌って、損切りを先送りにする傾向にある」と言われている。これは、投資に関するばかりでなく、経営を進めるうえでも往々にして陥り易い傾向かもしれない。
現実には埋没原価なのに、もう少し頑張れば何とかなるのではないかと自分自身に言い聞かせ採算に合わない投資を継続したり、意思決定に心理的な勘定が大きく拘っていることは、自分自身のことを振り返って見ても、いくつか思い当ることがある。
自分自身、ここら辺りで、ちょっとコーヒーブレイクして、もう一度冷静に身の周りを振り返ってみる必要がありそうだと、最近つとに感じている。


