厳しい環境下でも健闘したAMショー
今後は、ワールドワイドな視点で
より充実するための布石を

より充実するための布石を
第46回アミューズメント
マシンショー
運営委員長 林 隆
Q.第46回AMショーが終了して
全体の感想と評価を
お聞かせ下さい。
林 AM業界を取り巻く環境が大変厳しくなっております。そのような環境と、ちょうど台風が上陸したということも考え合わせると、まずまず成功裡に終わったのではないか、と考えています。もちろん出展社の皆様、ショー運営委員会の皆様の努力と尽力があればこそです。それについては大変感謝しております。
ショー全体としては誰でも気軽に遊べるようなそして、新しいインターフェースを採用したマシンなど、いくつか新しい動きも見えてきたのではないでしょうか。
AM業界はますます厳しくなっていますが、AMショーを一つのきっかけとして閉塞感を打ち破ってもらいたいと願っております。
Q.セミナーに対しての評価はいかがですか。
林 初日の会場は、アパホテルに設定しました。会場から若干離れているので受講者が減るのではとの心配もありました。しかしテーマがタイムリーであったこともあり、かなり盛況でした。受講者を対象にアンケートを取りましたが、90%以上の方が「参考になった」との回答をいただきました。内容は良かったと思っています。
次回の方向性はまだ固まっていませんが、来場者に有益な内容という基本は変わっていません。セミナーの講座数については、今回2講座に絞りました。講座数を増やせば色々な方に受講していただける可能性もありますが、ショーの合間に開催している現状では、どうしても1時間2時間といった時間を使っていただくので、結局は参加者が分散してしまう事も考えられます。やはり、テーマ・講座数を絞った形での実施にせざるを得ないのではないでしょうか。
最近は、地方から来場されるオペレーターの皆様の人数、滞在期間に変化が出ています。やはり皆様経営が厳しいですから、従来は営業の方も含めて多くの人数で来場され、最低でも1泊されていましたが、最近は、オーナーの方は懇親パーティーまで出席されますが、その他の方は日帰りされるといった傾向も見られます。そのような傾向も踏まえた上で、セミナーの実施日、講座数なども考える必要があると思っております。
Q.チャリティイベントに対する評価は。
林 お陰さまで、出展社の皆様のご協力をいただいて、様々なアイテムをご提供いただき、大変充実したオークションとバザーができました。一般の方のアンケートを取ってみても、「オークションを楽しみにしている」という回答もあり、このイベントがしっかり定着しているとの印象を受けました。
一方でアイテムを提供する側の立場からすると製品開発の頻度などの影響もあり、毎年新たなアイテムを提供することが難しくなっています。バザーについても出品数を揃えるのに苦労しているのが現状です。
しかし両イベントとも業界の社会貢献としては重要なものです。オークションやバザーを楽しみにしている来場者もたくさんいらっしゃいますが今後も継続して実施できるか否か、会場内での募金活動など、他の形での社会貢献の方法も含め、検討課題にしています。
Q.安全面の取り組みを強化されましたが、
その評価は。
林 今回は、企画の段階から安全をテーマにあげて、期間中も出展各社の皆様にご協力いただきました。お陰さまで、大きな事故も起きることなく、事前のいくつかの対策が功を奏し、全般的には良く機能していたと思っています。
ただし、出展各社にお願いした小間内での保険加入の問題、パブリックデー開幕直後の入場者の誘導の方法、また小間内でのプレイ待ちの列の整理、ベビーカーの安全対策など課題は残っています。そこを次回は検討していきたいと思っています。
保険の問題に関しては、出展社の皆様に強制できるものではありませんが、アンケートを見ても「次回は加入する」という出展社もおられますので、次回以降も引き続きご協力をお願いしていきます。
Q.会期と来場者についてはいかがですか。
林 全体の来場者は前回に比べて12%減となりました。全般的に天候の悪かったことが来場者数に如実に表れています。特に3日目の来場者については、お子様が非常に減少しています。前日の夜中まで台風が接近していましたので、家族連れが外出を手控えたのではないでしょうか。その面では影響がかなり出ていると思われます。
初日、2日目にしても、天候の関係もあり地方からの来場者の出足が遅れました。このような悪条件が重なったにもかかわらず、前回に比べこの2日間で8%程度の減少ということは善戦したのではないでしょうか。
Q.海外からの来場者についてはいかがですか。
林 残念ながら、近年減少傾向にあります。海外からの来場者はショーの国際的な評価を表すバロメーターのひとつです。海外から多くの方が来場いただけるショーにすることが大切だと思っています。
そのためには海外向けの広報活動、また海外からの出展をどうするのかといった課題があります。
出展については議論を重ねていますが、法律も文化も違いますので簡単にはいきません。少なくとも海外企業が出展できる環境だけは少しずつ積み上げていきたいと考えています。出展する企業の地域によってコピー問題や健全娯楽の問題などもありますし、協会(AAMA、AMOAなど)を通じての誘致にしても、詰めなければいけない問題は山ほどありますから慎重に考えていこうと思っています。
しかし、世界におけるAMショーということを考えると、この問題は避けて通れないだろうと思います。まずはAMOAやAAMAといった協会へのアプローチを含め環境整備が大事だと思います。
Q.ショーの広報・PR活動についてはいかがですか。
林 前回を踏襲した形で進め全般的には良かったと思います。また今回初めて一般向けのアンケートを実施したことでデータ収集できました。発信チャネルの問題や、配分の問題など工夫する余地はあるだろうと思っています。特に、来場される年齢層が若いですので、それにあわせたチャネルを検討する必要があると思います。海外へのPR活動についてはネットを通じて積極的に行っていきたいと考えています。
Q.AMショーの今後の課題についてお聞かせ下さい。
林 出展社も来場者も参加したくなるようなショーのあり方や、企画などを改めて考える必要があると思います。ショーの主催者としては、より魅力的なショーにするための環境の整備が第一です。最近、中国をはじめアジア圏でもAM関連の展示会が多く立ち上がり、市場の広がりが見られます。AMショーとしては、世界でトップクラスの内容で開催していると自負しています。従いまして、それを如何にワールドワイドにアピールするかが今後の課題です。
二つ目は、パブリックデーの安全も含めた運営の問題です。プレイ待ちの来場者に対する動線の配慮や、そもそもプレイ待ちを少しでも軽減できるような誘導の方法も含め、検討する必要があると思います。
三つ目はAM業界がこれだけ厳しい状況にありますので、このような環境下でショー自体の内容の充実や運営方法をどう考えていくかが、大きな課題です。ショーの出展環境も含めた検討が必要になるでしょう。
また、ビジネスショーかパブリックショーかといったAMショーの根本的なあり方、海外企業の誘致という大きな課題があります。これについては、ショー運営委員会だけで解決できる問題ではないので、JAMMA全体で、今後検討していくことになるでしょう。
どちらにせよ、来年のAMショーは、出展各社にとっても、来場される皆様にとっても良かったと言っていただけるようなショーを目指していきたいと考えています。
--どうもありがとうございました。
マシンショー
運営委員長 林 隆
Q.第46回AMショーが終了して
全体の感想と評価を
お聞かせ下さい。
林 AM業界を取り巻く環境が大変厳しくなっております。そのような環境と、ちょうど台風が上陸したということも考え合わせると、まずまず成功裡に終わったのではないか、と考えています。もちろん出展社の皆様、ショー運営委員会の皆様の努力と尽力があればこそです。それについては大変感謝しております。
ショー全体としては誰でも気軽に遊べるようなそして、新しいインターフェースを採用したマシンなど、いくつか新しい動きも見えてきたのではないでしょうか。
AM業界はますます厳しくなっていますが、AMショーを一つのきっかけとして閉塞感を打ち破ってもらいたいと願っております。
Q.セミナーに対しての評価はいかがですか。
林 初日の会場は、アパホテルに設定しました。会場から若干離れているので受講者が減るのではとの心配もありました。しかしテーマがタイムリーであったこともあり、かなり盛況でした。受講者を対象にアンケートを取りましたが、90%以上の方が「参考になった」との回答をいただきました。内容は良かったと思っています。
次回の方向性はまだ固まっていませんが、来場者に有益な内容という基本は変わっていません。セミナーの講座数については、今回2講座に絞りました。講座数を増やせば色々な方に受講していただける可能性もありますが、ショーの合間に開催している現状では、どうしても1時間2時間といった時間を使っていただくので、結局は参加者が分散してしまう事も考えられます。やはり、テーマ・講座数を絞った形での実施にせざるを得ないのではないでしょうか。
最近は、地方から来場されるオペレーターの皆様の人数、滞在期間に変化が出ています。やはり皆様経営が厳しいですから、従来は営業の方も含めて多くの人数で来場され、最低でも1泊されていましたが、最近は、オーナーの方は懇親パーティーまで出席されますが、その他の方は日帰りされるといった傾向も見られます。そのような傾向も踏まえた上で、セミナーの実施日、講座数なども考える必要があると思っております。
Q.チャリティイベントに対する評価は。
林 お陰さまで、出展社の皆様のご協力をいただいて、様々なアイテムをご提供いただき、大変充実したオークションとバザーができました。一般の方のアンケートを取ってみても、「オークションを楽しみにしている」という回答もあり、このイベントがしっかり定着しているとの印象を受けました。
一方でアイテムを提供する側の立場からすると製品開発の頻度などの影響もあり、毎年新たなアイテムを提供することが難しくなっています。バザーについても出品数を揃えるのに苦労しているのが現状です。
しかし両イベントとも業界の社会貢献としては重要なものです。オークションやバザーを楽しみにしている来場者もたくさんいらっしゃいますが今後も継続して実施できるか否か、会場内での募金活動など、他の形での社会貢献の方法も含め、検討課題にしています。
Q.安全面の取り組みを強化されましたが、
その評価は。
林 今回は、企画の段階から安全をテーマにあげて、期間中も出展各社の皆様にご協力いただきました。お陰さまで、大きな事故も起きることなく、事前のいくつかの対策が功を奏し、全般的には良く機能していたと思っています。
ただし、出展各社にお願いした小間内での保険加入の問題、パブリックデー開幕直後の入場者の誘導の方法、また小間内でのプレイ待ちの列の整理、ベビーカーの安全対策など課題は残っています。そこを次回は検討していきたいと思っています。
保険の問題に関しては、出展社の皆様に強制できるものではありませんが、アンケートを見ても「次回は加入する」という出展社もおられますので、次回以降も引き続きご協力をお願いしていきます。
Q.会期と来場者についてはいかがですか。
林 全体の来場者は前回に比べて12%減となりました。全般的に天候の悪かったことが来場者数に如実に表れています。特に3日目の来場者については、お子様が非常に減少しています。前日の夜中まで台風が接近していましたので、家族連れが外出を手控えたのではないでしょうか。その面では影響がかなり出ていると思われます。
初日、2日目にしても、天候の関係もあり地方からの来場者の出足が遅れました。このような悪条件が重なったにもかかわらず、前回に比べこの2日間で8%程度の減少ということは善戦したのではないでしょうか。
Q.海外からの来場者についてはいかがですか。
林 残念ながら、近年減少傾向にあります。海外からの来場者はショーの国際的な評価を表すバロメーターのひとつです。海外から多くの方が来場いただけるショーにすることが大切だと思っています。
そのためには海外向けの広報活動、また海外からの出展をどうするのかといった課題があります。
出展については議論を重ねていますが、法律も文化も違いますので簡単にはいきません。少なくとも海外企業が出展できる環境だけは少しずつ積み上げていきたいと考えています。出展する企業の地域によってコピー問題や健全娯楽の問題などもありますし、協会(AAMA、AMOAなど)を通じての誘致にしても、詰めなければいけない問題は山ほどありますから慎重に考えていこうと思っています。
しかし、世界におけるAMショーということを考えると、この問題は避けて通れないだろうと思います。まずはAMOAやAAMAといった協会へのアプローチを含め環境整備が大事だと思います。
Q.ショーの広報・PR活動についてはいかがですか。
林 前回を踏襲した形で進め全般的には良かったと思います。また今回初めて一般向けのアンケートを実施したことでデータ収集できました。発信チャネルの問題や、配分の問題など工夫する余地はあるだろうと思っています。特に、来場される年齢層が若いですので、それにあわせたチャネルを検討する必要があると思います。海外へのPR活動についてはネットを通じて積極的に行っていきたいと考えています。
Q.AMショーの今後の課題についてお聞かせ下さい。
林 出展社も来場者も参加したくなるようなショーのあり方や、企画などを改めて考える必要があると思います。ショーの主催者としては、より魅力的なショーにするための環境の整備が第一です。最近、中国をはじめアジア圏でもAM関連の展示会が多く立ち上がり、市場の広がりが見られます。AMショーとしては、世界でトップクラスの内容で開催していると自負しています。従いまして、それを如何にワールドワイドにアピールするかが今後の課題です。
二つ目は、パブリックデーの安全も含めた運営の問題です。プレイ待ちの来場者に対する動線の配慮や、そもそもプレイ待ちを少しでも軽減できるような誘導の方法も含め、検討する必要があると思います。
三つ目はAM業界がこれだけ厳しい状況にありますので、このような環境下でショー自体の内容の充実や運営方法をどう考えていくかが、大きな課題です。ショーの出展環境も含めた検討が必要になるでしょう。
また、ビジネスショーかパブリックショーかといったAMショーの根本的なあり方、海外企業の誘致という大きな課題があります。これについては、ショー運営委員会だけで解決できる問題ではないので、JAMMA全体で、今後検討していくことになるでしょう。
どちらにせよ、来年のAMショーは、出展各社にとっても、来場される皆様にとっても良かったと言っていただけるようなショーを目指していきたいと考えています。
--どうもありがとうございました。



