AM業界活性化のためにも
グローバルな視点でのショー運営を
第47回アミューズメント
マシンショー
運営委員長 林 隆

Q.AMショーが無事終了しましたが、全体での評価はいかがでしたか
林 出展規模については、出展小間数が前回に比べると30%、出展社数が28%減少しました。これは、一昨年の後半からAM業界が大変厳しい状況におかれていますから、まさにそれを反映した結果だと思っています。さらに出展機種数は前回に比べると約40%減少しています。出展各社が開発の機種を絞り込んでいることも影響していると思いますが、出展機種数は、ショーの価値そのものに影響を及ぼす部分です。この状況には大変危惧しています。機械を開発しても購入していただけない、購入していただけないので開発が出来ないという悪いサイクルに入っています。次回以降は是非メーカー各社に奮起していただいて、少しでも数多くの機械を出展していただきたい、そして主催者側としても、そのための環境整備を考えていかなくてはならないと思っています。
Q.一般公開日に展示ホールを0.5ホール広げたことについての評価は
林 今回、一般公開日だけ2.5ホールとした理由は、出展小間数だけ見ると2ホールで十分のキャパシティでしたが、2ホールだと昨年と同様の来場者がお見えになると混乱が起きます。そこで安全面を考慮して、一般公開日だけ0.5ホール広げ、フードコートや大道芸のパフォーマンスを入れて、来場者がブースに集中しないように配慮しました。
両方とも初めての試みでしたが、多くの来場者に喜んでいただけましたし、成功だったと思っています。ただ、一般公開日の来場者数が昨年より落ちていますので、そこまで広げる必要があったのか、また告知をもっと積極的に行うべきだったのではなかったのかといった点は課題として残っています。
Q.懇親会の会場も幕張に移されましたがその評価は
林 今回は懇親会の参加者が326名でした。前回より15%ほど減少していますが、チケットを購入された方はほぼ出席していただけましたし、他団体や官公庁の方々もほぼ昨年と同様におこしいただけました。
当日の会場内を見てみても、東京で開催していた時に比べ、終了間際まで出席者が会場におられた印象があります。その点ではよかったのではと思っています。
Q.セミナー・チャリティーイベントについては
林 セミナーは前回に比べ2講座増え4講座開催しました。講座によって受講者のばらつきはありましたが昨年に比べ全体で15%の減少でした。講座数の設定は来場者がショーを見学する時間との兼ね合いで難しい面はありますが、今回の結果を踏まえ、今後も多くの来場者の方々に役立つ内容のセミナーを、提供していきたいと思っています。
チャリティーイベントについては、今回出展社の皆様から数多くの品を提供していただけましたので盛況に実施できました。中でも、高価なものや価値のあるアイテムがいくつか出品されましたので、急遽オークションを開催することとなりました。オークションは特にステージも設けず、運営委員会を中心に実施しましたが、多くの来場者にご参加いただけ、お陰様で総額37万3255円の売上げがありました。ショー全体の予算の関係上、手作りの内容となりましたが、成功だったと思っています。このイベントは、継続することが業界の社会貢献の意味で重要なことなので、今後も継続できるよう検討していきたいと思っています。
Q.安全対策の評価についてはいかがですか
林 各ブースで安全担当者を決めていただき、3日間常駐していただくなど、安全面に対する対応は、万全だったと思います。特に一般公開日は0.5ホール広げましたので全体にゆとりを持った運営が出来ました。また、一般公開日の開場時には、昨年は台風の影響で通常の入口から入場していただきましたが、今年は1階の「安らぎのモール」からご入場いただきました。あの方法は安全面でも効果的でしたし、スムーズな入場が出来たと思っています。
Q.ショーの広報活動についてはどう評価されますか
林 基本的には従来の路線を踏襲して、限られた予算の中で、より効果的な広報活動を実施しました。昨年行った来場者へのアンケートをベースに、ネットを多角的に活用する、駅貼り広告を集中して行うなど、選択と集中を進め一定の成果がありました。また今回はプレス用に、従来の内容を充実させた資料を準備しました。結果として、これが直接的な入場者の増加にはつながりませんでしたが、評価しています。
Q.海外からの来場者・出展社の招致については
林 海外からの来場者は、昨年から10%ほど減少しましたが、傾向を見ると中国語圏からの来場者が逆に増えています。今回は海外の協会の中で米国のAAMAとAMOAに、出展に向けての案内を出しました。残念ながらAMOAは同協会の展示会の期間と非常に近かったので参加されませんでした。
またAAMAからは、数社出展の希望はありましたがリデンプション仕様の機械を出展したいとのことで、法規制の問題もあって、出展いただけませんでした。やはり海外からの招致に関しては、法規制の問題などクリアーしていく難しい課題はありますが、海外からの来場者・出展社を招致するためにも、今後は徐々に環境を整備し、それを実現していくことが重要だと思います。
Q.AMショーの課題と今後の方向性については
林 今AMショーが抱える最大の問題は、出展社数が減少し、出展機種数も減少してしまっている点だと考えています。市場環境の影響もあるとは思いますが、メーカーもオペレーターも現実を直視し一体となって市場の活性化を目指していく必要があると思います。
グローバルな面に目を移すと残念ながら日本国内の市場は縮小傾向ですが、中国を中心としたアジア市場は、まさに花開こうとしています。これからの開発にはグローバルな視点が必要になりますし、ショー自体も世界市場をにらんだものが求められます。
今回中国から、中国ソフトウェア業界協会の副会長と同協会の下部組織である遊戯ソフトウェア分会の分会長をはじめ数名の方が来場いただき、ショーの初日にJAMMA正副会長と国際部会長を交えてお互いの業界の状況、法律・規制の問題や、市場環境等について意見交換を行いました。大変有意義な会合となりました。これを活かすためにもAMショー自体が、海外からも出展しやすい出展環境を作っていかねばなりませんし、海外のバイヤーが会場に来て買い付けが出来るぐらい出展機種を充実させる必要があります。今回、中国の業界団体とのパイプが出来ました。これを足がかりとして、その他の国の業界団体とも交流を深めていけば国際的なショーの開催は決して不可能ではないと思っています。
いずれにせよAMショーを充実させるには、基本は出展各社がこの閉塞感をブレイクスルーできる機械を開発し、出展していただくことが最大の特効薬です。また、主催者側としては、国内企業だけでその要件がクリアーできないのであれば、海外からの出展を促すことも含め、今までとは違った切り口の製品の展示や業界全体に刺激を与えるような運営方法を考え、ショーを盛り上げて、業界の発展に貢献できるように努力していかなければと思います。
--どうもありがとうございました。
マシンショー
運営委員長 林 隆
Q.AMショーが無事終了しましたが、全体での評価はいかがでしたか
林 出展規模については、出展小間数が前回に比べると30%、出展社数が28%減少しました。これは、一昨年の後半からAM業界が大変厳しい状況におかれていますから、まさにそれを反映した結果だと思っています。さらに出展機種数は前回に比べると約40%減少しています。出展各社が開発の機種を絞り込んでいることも影響していると思いますが、出展機種数は、ショーの価値そのものに影響を及ぼす部分です。この状況には大変危惧しています。機械を開発しても購入していただけない、購入していただけないので開発が出来ないという悪いサイクルに入っています。次回以降は是非メーカー各社に奮起していただいて、少しでも数多くの機械を出展していただきたい、そして主催者側としても、そのための環境整備を考えていかなくてはならないと思っています。
一方、ショーの運営は、関係者の皆様方のご協力により、お陰様で事故もトラブルもなく無事に終了しました。出展社をはじめ運営に携わっていただいた皆様方には感謝をしたいと思います。
Q.一般公開日に展示ホールを0.5ホール広げたことについての評価は
林 今回、一般公開日だけ2.5ホールとした理由は、出展小間数だけ見ると2ホールで十分のキャパシティでしたが、2ホールだと昨年と同様の来場者がお見えになると混乱が起きます。そこで安全面を考慮して、一般公開日だけ0.5ホール広げ、フードコートや大道芸のパフォーマンスを入れて、来場者がブースに集中しないように配慮しました。
両方とも初めての試みでしたが、多くの来場者に喜んでいただけましたし、成功だったと思っています。ただ、一般公開日の来場者数が昨年より落ちていますので、そこまで広げる必要があったのか、また告知をもっと積極的に行うべきだったのではなかったのかといった点は課題として残っています。
Q.懇親会の会場も幕張に移されましたがその評価は
林 今回は懇親会の参加者が326名でした。前回より15%ほど減少していますが、チケットを購入された方はほぼ出席していただけましたし、他団体や官公庁の方々もほぼ昨年と同様におこしいただけました。
当日の会場内を見てみても、東京で開催していた時に比べ、終了間際まで出席者が会場におられた印象があります。その点ではよかったのではと思っています。
Q.セミナー・チャリティーイベントについては
林 セミナーは前回に比べ2講座増え4講座開催しました。講座によって受講者のばらつきはありましたが昨年に比べ全体で15%の減少でした。講座数の設定は来場者がショーを見学する時間との兼ね合いで難しい面はありますが、今回の結果を踏まえ、今後も多くの来場者の方々に役立つ内容のセミナーを、提供していきたいと思っています。
チャリティーイベントについては、今回出展社の皆様から数多くの品を提供していただけましたので盛況に実施できました。中でも、高価なものや価値のあるアイテムがいくつか出品されましたので、急遽オークションを開催することとなりました。オークションは特にステージも設けず、運営委員会を中心に実施しましたが、多くの来場者にご参加いただけ、お陰様で総額37万3255円の売上げがありました。ショー全体の予算の関係上、手作りの内容となりましたが、成功だったと思っています。このイベントは、継続することが業界の社会貢献の意味で重要なことなので、今後も継続できるよう検討していきたいと思っています。
林 各ブースで安全担当者を決めていただき、3日間常駐していただくなど、安全面に対する対応は、万全だったと思います。特に一般公開日は0.5ホール広げましたので全体にゆとりを持った運営が出来ました。また、一般公開日の開場時には、昨年は台風の影響で通常の入口から入場していただきましたが、今年は1階の「安らぎのモール」からご入場いただきました。あの方法は安全面でも効果的でしたし、スムーズな入場が出来たと思っています。
Q.ショーの広報活動についてはどう評価されますか
林 基本的には従来の路線を踏襲して、限られた予算の中で、より効果的な広報活動を実施しました。昨年行った来場者へのアンケートをベースに、ネットを多角的に活用する、駅貼り広告を集中して行うなど、選択と集中を進め一定の成果がありました。また今回はプレス用に、従来の内容を充実させた資料を準備しました。結果として、これが直接的な入場者の増加にはつながりませんでしたが、評価しています。
Q.海外からの来場者・出展社の招致については
林 海外からの来場者は、昨年から10%ほど減少しましたが、傾向を見ると中国語圏からの来場者が逆に増えています。今回は海外の協会の中で米国のAAMAとAMOAに、出展に向けての案内を出しました。残念ながらAMOAは同協会の展示会の期間と非常に近かったので参加されませんでした。
またAAMAからは、数社出展の希望はありましたがリデンプション仕様の機械を出展したいとのことで、法規制の問題もあって、出展いただけませんでした。やはり海外からの招致に関しては、法規制の問題などクリアーしていく難しい課題はありますが、海外からの来場者・出展社を招致するためにも、今後は徐々に環境を整備し、それを実現していくことが重要だと思います。
Q.AMショーの課題と今後の方向性については
林 今AMショーが抱える最大の問題は、出展社数が減少し、出展機種数も減少してしまっている点だと考えています。市場環境の影響もあるとは思いますが、メーカーもオペレーターも現実を直視し一体となって市場の活性化を目指していく必要があると思います。
グローバルな面に目を移すと残念ながら日本国内の市場は縮小傾向ですが、中国を中心としたアジア市場は、まさに花開こうとしています。これからの開発にはグローバルな視点が必要になりますし、ショー自体も世界市場をにらんだものが求められます。
今回中国から、中国ソフトウェア業界協会の副会長と同協会の下部組織である遊戯ソフトウェア分会の分会長をはじめ数名の方が来場いただき、ショーの初日にJAMMA正副会長と国際部会長を交えてお互いの業界の状況、法律・規制の問題や、市場環境等について意見交換を行いました。大変有意義な会合となりました。これを活かすためにもAMショー自体が、海外からも出展しやすい出展環境を作っていかねばなりませんし、海外のバイヤーが会場に来て買い付けが出来るぐらい出展機種を充実させる必要があります。今回、中国の業界団体とのパイプが出来ました。これを足がかりとして、その他の国の業界団体とも交流を深めていけば国際的なショーの開催は決して不可能ではないと思っています。
いずれにせよAMショーを充実させるには、基本は出展各社がこの閉塞感をブレイクスルーできる機械を開発し、出展していただくことが最大の特効薬です。また、主催者側としては、国内企業だけでその要件がクリアーできないのであれば、海外からの出展を促すことも含め、今までとは違った切り口の製品の展示や業界全体に刺激を与えるような運営方法を考え、ショーを盛り上げて、業界の発展に貢献できるように努力していかなければと思います。
--どうもありがとうございました。



