第47回AMショー 林 隆運営委員長インタビュー

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海外に一部門戸を開放し、
よりグローバルなショーに
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47回アミューズメントマシンショー
運営委員長 林  隆

QAMショーの概要が固まったことを受け、
ショー運営委員長としての抱負をお願いします。

 現在、業界を取り巻く環境が非常に厳しくなっていますので、海外に対して門戸を開くなど、従来の枠を超えたショーのあり方を模索して、目標としては「世界に冠たるAMショー」にしたいと思っています。これは一朝一夕にできることではありませんが、実現していくための道を模索し、今年をその第一歩にしたいと思っています。
 現在AMショーでは出展は会員企業に限られ、日本国内のクローズドなショーになっていますが、これでは世界各地で開催されるショーに比較してアピール度が弱くなります。この状況を打破するためにも、世界各国から多く出展していただけるようなショーにしたいと思っています。
Q.改めて、ショーの概要についてお聞かせ下さい。
 前回に比べてAM業界を取り巻く環境はますます厳しくなっていますので、今回は予想小間数を750小間(前回は54883小間)に設定しています。小間数を考えると会場のホール数についても見直しが必要になるかも知れません。ただショー自体は従来と同じように各社が最新の機械を展示し、華やかなショーになるだろうと思っています。
Q.今回のショーの特徴についてはいかがですか。
 今回のショーのポイントは、海外の出展社に対して一部門戸を開放したことです。海外の状況も厳しいので、どこまで実現できるか分かりませんが、これが大きな特色になります。
 現在のショーは出展資格が主催2協会の会員に限定されています。前回も検討しましたが、AMショーをグローバル化するという大きな課題を以前から抱えていますので、ショー自体の価値を上げていく為にも、業界の活性化という観点からも、今年からこの問題に具体的に取り組んでいきます。まず今年は手はじめとして、米国のAAMAAMOA、両協会の会員に対してショーの出展を呼びかけています。
 主催者側の準備としては、申込書やAMショーの出展規定などを英訳し、今後本格的に海外から出展社を誘致できるような体制を、今年中に整えられればとの思いで進めています。
 具体的には、まず米国に声掛けをして、実際に運営してみて問題がないことを確認しながら、徐々に出展の誘致枠を広げていきたいと思っています。今回一気にアジア圏まで対象を広げてしまうと、様々な問題を引き起こす可能性があるのと、これまで出展していただいている会員の皆様の理解が得られないことも想定されますので、海外からの出展誘致は慎重に考えていますが、一歩踏み出さないと何も変わっていきませんので、まずは小さな一歩ですが、今回試みてみることにしました。
 また、海外の出展社を増やすと同時に、海外からの来場者を増やしていくということにも力を入れていきます。海外のユーザーに積極的にアピールをしていき、多くの国の方々がショーに来場していただけるような環境を整えていきたいと思っています。
 今年でいえば、会場のサインについて、これまでは日本語と英語表記だけでしたが中国語や韓国語も併記するなど、海外の来場者を意識した会場づくりにも力を入れていきます。
 このように、出展社の枠を広げることと海外からの来場者を意識することにより、ショーの価値を高めていきたいと思っています。見た目では大きな変化はみえないかもしれませんが、これらが蓄積していければ「世界に冠たるAMショー」という目標に近づいていけると思います。

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Q.小間位置の設定などについてはいかがですか。
 前回は来場者の安全性に配慮した動線づくりを優先して、従来からのゾーン区分をなくしましたが、結果的には従来と同じような小間割になり、かえって出展社の方々に混乱を与えてしまいました。今回は、従来の形に戻し、ゾーンニングを行います。しかし、来場者の安全性に配慮するという基本姿勢を変えることはありません。
 特に前回は、企画の段階から「安全」の問題に力を入れて、開催期間中には各小間に安全責任者を設けていただきました。おかげさまでショー期間中、事故はありませんでした。
 しかしながら、いくつか細かな問題は残っています。具体的には各社ブースで保険に入っていただきたいとお願いしましたが、まだ十分ではありませんし、一般公開日の来場者に対して、十分な対応ができなかったブースがあったなどの問題があります。これ等の問題に対しても、更に対策を練っていく予定です。
 前回で、安全対策に関する体制は、ある程度できあがったと思っていますので、今回も安全の確保に全力をあげていきます。
Q.ショーのセミナーやオークションについては。
 セミナーについては前回も参加者が多く、好評を得ております。今回も、受講者の皆さんに喜んでいただける内容で実施をしたいと考えています。
 前回は2講座を実施しましたが、来場者の滞在日数も減少傾向にあり、あまり多くの講座数を設定しても受講者が分散してしまうだけなので、今回も23講座が適切ではないかと思っています。
 オークションとバザーにつきましては、前回はおかげさまで最高の売上をあげることができました。AM業界にとって貴重な社会貢献の場になりますし、一般来場者の中にはオークションを楽しみに来場されている方も多い状況です。しかしアイテムを毎年提供するのは難しいとの話も聞いていますので、現在は、それぞれの意見を参考にして、どういう形で実施できるのかということも含めて検討をしているところです。
Q.今回はAMショーパーティーの会場を
変更されました。

 ショー初日のパーティー会場については、従来からショー会場の近くで開催してほしい、という意見がありました。特に前回のパーティーに参加された方々から「ショー会場からの移動が楽な幕張での開催」を希望される声が数多く上がりましたので、今回思い切って会場を変更しました。幕張で開催すると、これまでの開催時刻より早く始められるので、パーティー終了後移動される方々にとってもそれほど不便はないと思います。幕張で開催することによって、できるだけ多くの方がパーティーに参加していただけることを期待しています。
Q.今回は主催者ブースを設ける予定はありますか。
 今回は、海外からの出展社があった場合、主催者ブースの形で海外の出展社の小間を設ける予定です。海外の出展社がいきなり自社小間を設けるのは難しいだろうという判断からです。海外からの出展社がなかった場合どうするかは、今後の状況を見ながら考えていきます。
Q.ショーの広報宣伝活動についてお聞かせ下さい。
 国内外を含めショーの来場者を確保するためには広報宣伝活動が重要です。魅力的な情報発信を積極的に行って、来場者の拡大を図ります。基本的には、前回のやり方を踏襲しますが、前回実施した来場者のアンケート調査結果を踏まえ、インターネットを最大限に活用するなど、効果的に媒体を使用するといったことも含め検討していきます。
 繰り返しになりますが、特に海外からの来場者を増やすための方策も検討していきます。AAMAAMOAや中韓の協会にはインビテーションを行い、各協会のウェブサイトにリンクを張らせてもらうことでAMショーをアピールできればと考えています。海外への対応については我々だけでは限界があるので、外部に協力を仰ぐことも考えています。
Q.出展社・来場者へのメッセージを
お願い致します。

 一昨年からAM業界を取り巻く環境は大変厳しくなっています。今は日本経済のみならず世界経済が大変な状況に陥っています。しかし、こんな時代だからこそ、社会に夢や潤いを提供するAM業界は頑張っていかねばなりません。その意味からも厳しい環境を跳ね返すようなショーにしていきたいと考えています。
 そして、ショー自体も少しずつグローバル化して、出展社にとっても、来場される方々にとっても価値あるショーにしていきたいと思っています。その為にも出展社の皆様には、不況の壁を破る、業界全体を牽引していけるような画期的な新製品を数多く出展していただけることを期待しています。そして、是非一人でも多くの方々にご来場いただき、ショーのテーマでもある「未来を遊ぶ!」を体験していただきたいと思っています。
ありがとうございました。