JAMMAの注目事業紹介 第3回

|

アミューズメントマシンのリサイクル

 JAMMAが現在行っている事業の数々の中から、会員の皆様に対しより深く理解していただきたい事業を紹介する新企画。
 第3回は「アミューズメントマシンのリサイクル」について、JAMMAの取り組み状況を紹介します。
 JAMMAのリサイクルに関する活動は平成14年からスタートしました。消費流通部会(神宮司憲人部会長=当時)の下部組織として「リサイクルシステム委員会」(北澤正太郎委員長)が発足しました。同委員会を中心にアミューズメントマシンのリサイクルに関する調査・研究に着手。同委員会は、様々なジャンルが存在するAM機器はリサイクルが可能か、といったところから、アンケート調査、他業界のリサイクルシステム等の視察・調査等を経て、平成16年から九州地区での実証実験に取り組むことになりました。この実験は「経済産業省平成17年度3Rシステム化可能性調査事業」の認可を受けることとなり、「使用済みアミューズメントマシンのモデルリサイクルシステムの構築」として、使用済みAM機器の効率的な回収方法、リサイクル率掌握のための手分解作業とそのコスト算出、リユースパーツの有効活用の可能性、更には3Rに配慮した製品・設計への、将来的な方向性を導き出すことも含め取り組まれました。
 同事業においてある程度の成果が得られたこと、さらにリサイクルそのものが、JAMMAのみならずAM業界全体で取り組まれるべき課題であることから、JAMMAでは平成192月に同委員会を部会に昇格させ名称も「3R部会(さんあーるぶかい)」(神宮司憲人部会長)に変更し、さらなる取り組みが始まりました。
593R.jpg
リサイクルの可否から、
排出側の啓蒙活動等に進展

 これまでのJAMMAの活動は、排出されたAM機器がリサイクル可能であるか等の"排出後の処理"を中心とした調査・研究であったのに対し、新たな3R部会では、排出側のリサイクルに関する意識・知識の向上、廃棄物処理業者との連携といった新たな段階に踏み出しました。
 そこで、同部会は主な活動として
1.リサイクルガイドライン
2.適正処理工場のマップ
の作成を掲げ、実行委員会(委員長:菊池貢一副部会長=当時)で原案作成に着手しました。
 1.のリサイクルガイドラインについては、専門家とのアドバイザー契約を締結し、7月末にその内容が固まり、小冊子として各方面に配布されます。同時にアドバイザー契約企業から専門家を講師に招き、9月のAMショーでリサイクルをテーマにしたセミナーを開催することも決定しました。
 2.の適正処理工場のマップ作成については、まず排出側がどのような基準で業者に依頼したらよいのかを理解してもらうために「リサイクル事業者選定基準」を策定する方向で検討を進めています。
 さらに技術部会(林隆部会長)では、「業務用アミューズメント機器に関するエコデザインガイドライン」を策定。製品設計・製造等の段階での環境配慮の基準を示しました。その中では、製品設計ではリデュースの推進、リユースの推進、リサイクル設計やリサイクル活動の推進について取り組むことが記載されており、廃棄プロセスにおいてはリサイクルしやすい環境を提供する取り組みなどを記載し、リサイクルを考えた製品づくりの姿勢を打ち出しました。
 今後もこのような成果を踏まえ、アミューズメントマシンのリサイクルについて取り組みを進めます。