里見 治 会長 2010年頭メッセージ

|
アミューズメント産業の
復興を目指し、
今こそ業界の一致団結を

61satomi.jpg
社団法人 
日本アミューズメント
マシン工業協会(
JAMMA
会長
  里見 治


 会員の皆様におかれましては、健やかに新年を迎えられたこととお慶び申し上げます。昨年は当協会へ格別のご支援、ご協力を賜りましたこと改めて厚く御礼申し上げます。2010年の新春を迎えるにあたり、所感の一端を申し述べ、新年のご挨拶に代えさせていただきます。
 さて我が国全体を俯瞰し、昨年を振り返りますと、国民の高い期待を背景に政権交代という非常に大きな変化がありました。しかしながら、単年度で国債発行額が税収を上回るという極めて厳しい財政状況となっており、また国内景気についても、徐々に回復の兆しを見せているものの、昨年11月には事実上の「デフレ宣言」が出されております。このままデフレ基調が長期化すれば、値下げ競争に拍車が掛かる中、企業のコスト削減も限界に達し、雇用・所得の一段の悪化を招いて消費意欲をさらに冷やす「負の連鎖」への懸念が高まっております。
 このような局面におけるアミューズメント産業の動向ですが、2008年度の市場規模は7,693億円となり、昨年に引き続き前年を大きく割り込む結果となりました。内訳としては業務用アミューズメント機製品販売高が前年比約10%減となる1,962億円、オペレーション売上高は前年比約15%減となる5,731億円となりました。2009年は、依然この傾向が継続しており、回復の見込みが立てられなかった一年であったと言えます。
 経済環境の悪化のみならず、従来からの少子高齢化をはじめとした社会構造の変化や、世界的に猛威を振るっている新型インフルエンザの影響により、アミューズメント産業は試練の時を迎えています。このような状況下、まず我々のなすべき事は、アミューズメント施設に遊びに来てくださったお客様に「楽しい」と思っていただける魅力ある製品の創出、また、施設オペレーターの方々が購入し易い価格の製品を市場に送り出すことを念頭に置き、これまで以上に研究・開発を重ねていくことです。つまり、開発コストを下げる工夫を行いながら、顧客志向を徹底した製品・サービスの提供を行い、アミューズメントマシンならではの臨場感やリアリティーを創出して行くことが重要であると認識しております。
 このような背景のもとで、私どもは、幅広いお客様にアミューズメントの楽しさを提供すべく、アミューズメント産業の将来にわたる持続的な発展に向けた取り組みを行っております。
 JAIAの技術委員会では、JAMMAITネットワーク特別委員会と合同で「電子マネー利用促進のための実証実験とその収集データの検証」において、20094月より、実際の店舗において実効性を検証するための実証実験を実施しております。
 JAMMAの活動としては、風適法規制緩和特別委員会によるAOUとの合同ミーティングで最優先見直し事項と定めた『保護者同伴であれば、18時以降の16歳未満の者の入場許可』をはじめとした、アミューズメント産業に関わる各種規制の見直しに向けての行政交渉があげられます。この規制の見直しが実施されれば、アミューズメント産業の活性につながるばかりでなく、ひいては雇用創出や税収の拡大にも寄与できるものと捉え、業界一丸となって交渉を図っていきたいと考えております。
 アミューズメント産業は今、様々な意味で、大きな転換点を迎えております。今こそアミューズメント業界全体が本当の意味で一つになって業界復興を果たさなければならないと考えております。会員の皆様におかれましては、引き続き当協会運営への一層のご理解とご支援を賜りますよう何卒お願い申し上げます。
 最後になりましたが、皆様のご発展とご健勝を心から祈念いたしまして、私の新年のご挨拶とさせていただきます。