18号: 1999年8月アーカイブ

「 母はいつまでも母ですネ」

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(株)エイブルコーポレーション
代表取締役社長 熊谷 俊範

 私の母は、今年の3月になくなりました。その節は皆様のご芳志、ご弔辞、ご厚志の程、誠に有り難うございました。
 私が少年の頃、いつも母は、「他人様にいろいろ教えてもらえる子になりなさい。この世の中にあなたの先生は何億人もいるんだよ。そして、わからないことがあったら、その場ですぐ聞いて覚えなさい。知らないことを知ったかぶりしたら、いつか恥をかくことになりますよ。若いうちに苦労をたくさんしなさい。何でも経験しなさい」等々、口癖のように私に言い聞かせておりました。
 その後の私の人生は、自分の行動と母の教えとをいつもコンペアさせていることに気がつきました。そして今、私は五十一歳になりましたが、いまだに母の教えを耳に心に身体につめ込んで日々頑張っております。
 母はもうこの世にはいませんが、今後も母にホメてもらえることを一生懸命していくつもりです。そして、もっともっと他人様と巡り合っていろいろ経験させていただくつもりです。

第54回理事会(平成11年7月14日開催)において「健全化を阻害する機械基準」の改正が倫理部会(部会長:金沢義秋副会長)から提案され、審議の結果「機械基準」、「同基準の運用規程」及び「審査判定基準」の改正が承認されました。
 基準の施行期日は平成11年10月1日です。
 また主な改正点は以下の通りです。

(1) 健全化を阻害する機械基準
機種ごとの条件について、メダルゲーム機の形状の条件を削除し、規制の緩和を行った。
大人用のメダルゲーム機については現行通り、硬貨の投入によるクレジットを認めないこととした。
(2) 健全化を阻害する機械基準の運用規程
申請者の便宜を図るため、「倫理審査受審のガイドライン」を策定した。
倫理審査において、ゲームのストーリーを加味して判定することとした。
審査および届出に対する通知書を整備した。審査の結果は「承認」「不承認」とし、AOUの意見を尊重して現行通り18歳未満使用禁止の「条件付き承認」を削除した。また、届出の結果は「受理」「不受理」とした。
メダルゲーム機については現行通り、大人用と子供用の区分を行い、子供用については最高配当枚数の制限(99枚以下)を継続することとした。
メダルゲーム機の表示ラベル単価を、メダル投入口の数に100円を乗じた額を単価とした。(大人用・子供用同額。ただし、上限を1000円とした)
(3) 倫理審査判定基準
審査における承認の条件を定めた。審査委員会(6名)は4分の3の同意で承認、審査判定委員会 (20名)は3分の2の同意で承認とすることとした。
審査期間に関する規定(最長3週間以内)を定めた。

第11回通常総会開催 ~来賓挨拶~

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通商産業省機会情報産業局産業機械課
課長補佐 秋庭英人氏
 わが国の景気は非常に厳しい状態が続いています。しかし、今年の年度明けぐらいから光が出て来ており、昨年度来の公共事業等の積み上げをはじめとする景気対策がようやく効を奏し始めたのではないかと考えています。その一方、本格的に効果が現れるのは年末からという声もあり、そうであれば政府としても次の手を打つべきではという議論が省内でも始まったところです。また、こうした予算措置以外に、さらなる規制緩和が必要な分野は順次なされるべきものと思います。
 厳しい経済状況ではございますが、アミューズメント産業は2兆円市場という大産業に成長しました。今後も機器の進展、販売方法などの改良によって一層の飛躍が期待できるものと考えております。ただし、その成長プロセスにおいて、行き過ぎたところをいかに皆さんで修正していくかが非常に重要な課題と申せます。一つ一つ問題を克服しながら、さらなる成長を期待しています。
 最近、協会内に調査委員会を設置されたと伺いましたが、企業が補助金を受けたくても統計がありませんと、受給対象となるのが難しい。従いまして、そのような委員会を設け、検討していただいたことは何かとよろしいと考えます。




第11回通常総会開催 ~議長挨拶~

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JAMMA副会長 柿原彬人
 中山会長が体調を急に崩されまして、急きょ私に会長代行をというご指示がございました。役者不足ではございますけれども、皆さまのご協力を賜りたいと存じます。
 平成10年度は我がアミューズメント業界にとり、かつてない厳しい1年となりました。これを裏付ける例として、昨年JAMMAを退会した企業は正会員で9社ありますが、そのうち5社が倒産、あるいは和議申請によるものであります。これほどの事態はJAMMAが設立されて以来初めてのことと、業界への逆風の強さを重大に受け止めております。
 景気低迷による個人消費落ち込みの影響はもちろんですが、過去の業界発展の基礎となってきましたビデオゲームをはじめ、既存のゲーム機器の失速はエンドユーザーのライフスタイルや消費行動の大きな変化を表すものと考えられ、我々サプライサイド(製品提供者)にとっては市場から変革を促された形となっています。
 アミューズメントマシンが変わっていかなければならない点は何かを考えるとき、見過ごせないことは、やはりコンシューマー機器の進化とその普及です。特にポテンシャルユーザーを確実に取り込み、市場のパイ自体を広げることに成功した点は注目しなければなりません。
 我が業界は家庭で出来ない、新しく面白い「遊び」を提供することはもちろんですが、いかにしてコア層だけでなくライトユーザーの足をロケーションに向かわせ、しかもそれをブームで終わらせないようにするか、いかにしてユーザーに余暇活動の普遍的な対象として認識させるか、という命題を早急にクリアする必要があります。さもなければ我々業界は、余暇市場からの退出を余儀なくされかねません。
 アミューズメントマシンは人間が楽しく遊ぶためのツールであり、必ずしも最新技術の塊である必要はありません。むしろ、いくら新しい技術であってもユーザーの心を捕えられない技術であれば、業界にとっては不要な技術です。
 我々業界が「遊び」そして「遊ぶ楽しさ」を多人数で同時に共有するためのツールを提供できる業界であることを再認識することこそが、今、我々に必要とされていることではないでしょうか。
 これまでもアミューズメントに元気がないと言われた時期において、ヒットした機械が必ず存在しました。そして、今もしかりです。
 顕在化していないニーズをつかみ、これに応える製品やサービスを提供することは簡単なことではありません。しかし、これは我々が業界の発展の過程でつねに繰り返してきたことであり、業界の規模拡大の原動力でもありました。そして、これは個々の企業の努力だけでなく、業界の結束の成果といえるものです。今後もアミューズメントマシン業界全体のさらなる結束の場として協会を運営してまいりたいと思います。
 「遊び」や「余暇」の重要性、将来性は今後も不変であり、その一端を担う我々アミューズメント業界が、21世紀において世界に通用する日本のリーディング・インダストリー候補の一つであることには、何ら変わることがないと考えております。
 最後に、今後の業界の発展と会員の皆さまのご健勝を祈念いたしまして、ご挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。




第11回通常総会開催

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~業界のさらなる結束の場として協会運営を推進~
(社)日本アミューズメントマシン工業協会(JAMMA)の第11回通常総会が5月18日、静岡県熱海市の「あたみ石亭」富士の間にて通産省から来賓を迎え、開催されました。だが中山隼雄JAMMA会長(当時)が体調不良により欠席したことから、柿原彬人副会長(当時)が会長代行として挨拶し、「顕在化していないニーズをつかみ、これに応える製品やサービスを提供することは簡単ではないが、業界の結束の成果により達成したい。今後も業界のさらなる結束の場として協会を運営していきたい」と述べ、業界全体で難局を克服するために業界人の結束を求めました。
 続いて議事に入り、平成10年度の事業報告並びに決算報告を原案通り全会一致で承認。
 次に、平成11年度の事業計画並びに収支予算案を審議。事業計画では新たに「産業生産動向調査」、「国際模造防止連盟(IACC)への加入促進」、「使用済みAM機械の回収システムの調査研究」、「アミューズメント東京サミットの開催」、「IAPPAとの交流促進」、「健全化を阻害する機械基準の審議」等が項目に加わったことを確認。原案通り全会一致で承認しました。


柿原新会長、協会活動等の抱負を語る
■路線は踏襲、会費は見直しを早急に

--会長に就任した心境と、抱負から伺います。
柿原 晴天の霹靂という思いがあるのみでございます。アミューズメント業界が大変厳しい環境にある中の会長就任ということで、どう業界をまとめていくか苦慮しているところです。ただ、この原因は社会構造の変化にあり、我々のビジネス自体が否定されているわけではありません。中には、若者に受け入れられる雰囲気を上手に演出し、非常に高い水準り経営を維持しておられる店舗もあります。「年々歳々花相似たり、歳々年々人同じからず」という言葉がありますが、我々の業界も形を変えて生き残っていくと思っています。

--協会の運営については。
柿原 中山前会長が進めてこられた路線を継承していくつもりです。会員各社の負担が増えるので、新たな組織も当面はつくりません。必要な場合は、現在のしかるべきセクションが担当することで対処したいと思います。
 第11回通常総会でも取り上げられた会費については、早急に理事会で検討します。JAMMAの会費の基準は自己申告した売上高で決まるようになっていますが、長く改定されずに来ました。どうすれば公平感のある額に設定できるかは難しい問題ですが、各社の売上げが厳しい時だけに見直しを図りたいと思います。

■他団体と意見交換し、規制緩和を研究

--業界活性化のポイントは。
柿原 AOUとJAMMAはアミューズメント業界の両輪です。JAMMAは加入企業の組織化が進んでいますが、AOUの方も現在より組織が強固になれば、機械の開発等においても面白い提案ができるのではないでしょうか。互いの団体に所属する各社が、今の若者が何に価値があると感じているのか意見を持ち寄り、議論する必要があると思います。実は先日開かれた3団体幹部懇談会の席上でも、AOUの理事さんからリデンプションについて有意義な意見を伺ったところです。今後も他団体と積極的に意見交換して、規制緩和の方策を研究したり、新しい分野の機械の開発を進めたいと思います。
 JAMMAという枠にとらわれず、AOU、NSA、それにコンシューマーの団体であるCESAを加えた4団体による会合を年2回程度開きたいと思います。業態は異なっても、「遊び」という意味では同じ。オペレーターもメーカーも死活問題に直面しているだけに、私は皆さんの調整役に徹して努力するつもりです。

--類似製品問題が起きていますが、C&C憲章についてのお考えは。
柿原 この問題に関しては、業界人として真摯な話し合いを継続的に行うのが正しい姿でしょう。そもそも、類似の基準を決めることは大変に難しい。最初に考えた人の創造性を大切する精神は大切ですが、同時に似た製品が出てくることもあり得ます。今後もJAMMAの中で議論し、皆さんの賛同を得られるような結論を導き出さなくてはなりません。それは業界人の知恵だと思います。

■AMショーの方向性は、結果を見て検討

--第37回AMショー委員長として、今後の方向性については。
柿原 これまでのAMショーはトレーディングショー、すなわち業界人だけの展示会だけでなく、一般の人々にも来場していただき、広く世に知らしめてきたという意味で大変成功していると思っています。今後のAMショーのあり方については、現在の形が良いのか、変えた方が良いのか、今回のショーの結果を踏まえて多くの人から意見を伺い、ショー委員会等で検討していきたいと思います。
 また、会員以外に広く門戸を開いたことは今回が初めてですが、これについても結果を見て、さらに広げる努力をするのか、それとも廃止すべきかを検討したいと思います。
 AMショーは国際的なショーではありますが、海外からの出展が少ないという印象が否めません。以前は外国からの来場者が多かったのですが、海外市場が低迷するにつれて減りつつあります。そうした中で海外からの出展社、来場者を増やすには、もっと世界市場を考慮した商品づくりをすることが必要です。かつて我々は、世界のアミューズメント業界に冠たる輸出国でした。その名に恥じないような製品を開発し、業界をふたたび活性化しなければなりません。 


柿原新会長就任

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~第54回理事会において柿原新会長を選出~
7月14日開催の第54回理事会において、中山会長が辞意を表明したことを受け、緊急議題として後任の会長選出について審議されました。
 その結果、副会長の柿原彬人氏を全会一致で会長に選出しました。