20号の最近のブログ記事

セガ・エンタープライゼス
専務執行役員
永井 明
 最近のニュースを見ていると、情報化社会がインターネットスピードで劇的に変化してきているように感じる。
 年明け早々に、インターネットサービスプロバイダーの最大手・アメリカオンラインがあの名作「エデンの東」を生んだタイム・ワーナー社と対等合併し、時価総額2,500億ドルの巨大メディアコングロマリットが誕生したビッグニュースが飛び込んできた。
また、お隣の韓国ではパソコンを使ったネットワークゲームをコンテンツとする「PC房」が日々増加し続け、ニュースとして大きく取り上げられている。

 少し前のコンピューター関係のニュースといえばインテルのCPUや、マイクロソフトのウィンドウズなど、どちらかといえばハードの性能やOSの機能といった技術的側面が強調されていた時期と比べると、前述のニュースは、明らかに情報化産業がサービス、或いはコンテンツに価値を見出す時代、すなわちネットワーク社会に突入した事を示唆している。

 さて、ここ1年間のAM業界は、様々な意見があるものの、お客様の財布の中身が家庭用テレビゲームや携帯電話などに消費され、業界内の活力が失われてきているのは業界人なら誰しもが痛感しているはずである。では、時代の変化やプレイヤーの指向性の変化を真摯に読み取り、事業の建直しを図ろうという考えがあるのだろうか?

 幸いにして、弊社では、光ファイバーを使ったネットワークゲームの開発に着手し、年内に実験をするための準備を進めてきている。このネットワークゲームのメリットとは、家庭用ゲーム機と差別化できる他、ネットワークゲーム自体の将来性が未知数だという事などが挙げられる。今後、弊社のネットワークゲームがAM業界復活の起爆剤になれば...と考える今日この頃である。

IAAPA視察報告

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第81回IAAPAショーに派遣
ジョン・グラフ専務理事と会談
 JAMMAは昨年11月16日(火)~18日(木)の日程で、米国ジョージア州アトランタにあるジョージア・ワールド・コングレスセンターで開催されていた第81回IAAPAショーに高橋専務理事を派遣しました。

 IAAPAは、遊園地、ファミリーエンターテイメントセンター、アトラクション及びこれら施設に設置される機器の製造・販売者で組織される協会であり、毎年開催されるIAAPAショーは世界最大のエンターテイメントショーとして知られています。今回は、市場活性化の方策を考える一環として、IAAPAショーを視察するとともにショー事務局責任者、関係担当者などと会議を持つことで、同協会の企画・運営方法を調査。JAMMAのショーにとり入れるべきことなど、広範囲にわたり率直に意見交換してきました。

 11月17日14時30分から、ショー会場専務理事室にて2時間半にわたりジョン・グラフIAAPA CEO専務理事およびIAAPA役員、ボブ・フェイAAMA専務理事、リチャード・アイランドAIC地域業務担当部長と会談を持ちました。
 冒頭双方が組織概要、業務内容について説明したのち、IAAPAへJAMMAとしての入会の可能性を質問したところ、団体加入は認めていないとの回答。年会費は165ドル/人とのことでした。ショーの運営方法は、理事会以下、組織委員会及びそれぞれの委員会で検討した上で行っていること、会員はIAAPA倫理規約を守って行動しているとの説明でした。
 IAAPA、AAMA及びAICで開催しているアジアショーについては、現在は三者が対等な立場で開催しているのでJAMMAとはすぐに共催はできないものの、その前段階としてJAMMA及びJAMMA会員企業に対して出展要請があり、継続して話しあうことを確認しました。
 第81回となる今年のIAAPAショーには世界85カ国、1,201社の出展がありました(このうちJAMMA会員8社、その他日本関係の出展社4社)。57万平方フィートの屋内展示場(ジョージアドーム4万平方フィートを含む)は5,000ブースで埋め尽くされ、ダラスで開催された昨年のショーを3,000人以上も上回る29,399人の来場がありました(会期11月17日~20日)。出展内容は、自販機からローラーコースターに至るレジャーすべてを網羅。JAMMA会員のブースも満員盛況でした。出展内容を見るとコイン式ゲーム機が多く、ATEIショーにも影響があると専門家は見ているとのこと。このほか会場設営では、入場者の受付窓口が多数あり(60ぐらい)、スムーズに入場している様子が目に付き、事前登録制度のメリットを感じました。

 ちなみにIAAPAの会員数は、昨年10月31日現在で91カ国5,087社。そのうち米国内の会員は3,357社で、66%を占めています。(日本企業は100社。)

第5回ゲームの日実施概要報告

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誰もが楽しめる
アミューズメントの魅力を全国でPR
「浅草花やしき」での東京都協会主催のイベント
 AM業界の健全性と文化性をアピールし、地域社会のコミュニケーションを深めるため、JAMMAが(社)全日本アミューズメント施設営業者協会連合会(AOU)、日本SC遊園協会(NSA)とともに制定した「ゲームの日(11月23日)」が今年、5回目を迎えました。

 今回も"アミューズメントラブ・エイド"をコンセプトに、日頃AM施設をご利用になる機会が少ない方々にもアミューズメントマシンに親しんでもらおうと、AOU全国都道府県協会、地区協議会がさまざまなイベントを各地で開催しました。

 「ゲームの日」実行委員会では、PR効果を高めるべくイメージキャラクターとして美少女ボーカルユニット「Z-1」を起用しました。2万枚掲出したポスターのほか、全国統一イベントの来場者調査(店舗やイベント会場で50万枚配付)アンケート用賞品(オリジナル・クオカード、オリジナル携帯ストラップ)などでアイキャッチャー役を果たしたほか、東京都協会主催のイベントに参加し、ミニライブを開催しました。

 地域のイベントは、各都道府県協会及び各地区協議会で実施。地域ごとに社会福祉施設や養護施設、老人福祉センター、知的障害者施設を対象に、ゲームと遊びの出前サービス"アミューズメントラブ・エイド"(北海道、神奈川県、静岡県、広島県、鹿児島県等)や、遊園地への無料招待(東京都、福岡県、大分県等)、中古ゲーム機やぬいぐるみの寄贈(栃木県、山口県、長崎県等)、会員店舗に無料開放のゲーム機を設置する(香川県)などのイベントを行ないました。近畿地区協議会(2府、4県)では31社が参加し、106店舗で独自の三角くじイベントを実施し、大いに盛り上がりました。

 「ゲームの日」のイベントは、マスコミも注目。新聞やテレビで多数報道されました。また、PR効果の浸透で、女性客やファミリー客が普段より多く来場したという報告が相次ぎました。

 3団体では、今後とも「ゲームの日」のイベントを実施し、広く業界の健全性と楽しさを認知してもらえるよう努めます。

AM産業新春賀詞交換会

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悲観論を吹き飛ばし、業界再生を決意
主催者 三団体の各会長による鏡開き
 新春恒例のAM業界3団体による「2000年アミューズメント産業新春賀詞交歓会」が1月11日(火)午後4時30分から赤坂プリンスホテル本館・赤瑛の間において開催されました。本年度の参加者は約210名。2000年代となり、心機一転して業界を再生させるべく協力すること誓いました。主催はJAMMA、(社)全日本アミューズメント施設営業者協会連合会(AOU)、全日本遊園施設協会(JAPEA)。今回の幹事団体はAOUが担当しました。

 初めに入江AOU会長が立ち、「政府は昨年大型予算を組んだ。辰年は運気が強い年と言われるが、これにあやかり業績をぜひ伸ばしていただきたい。」と挨拶。続いて柿原JAMMA会長は「日本は日本流の文化に基づいて、バブル以後約10年かけて経済の構造改革をやってきた。私としては、今年夏ごろから業界も一般経済が上昇するのではと思っている。昨年末には我々の業界から店頭公開を果たした企業も出た。悲観することなく、今年はぜひ隆盛の年にしたい。」と述べ、業界の飛躍を祈念しました。

 この後、壇上に3団体の会長が揃い、威勢のよい掛け声とともに鏡開き。山田JAPEA会長が声高らかに音頭をとって一斉に盃が掲げられると、会場は新春らしい華やいだ雰囲気に包まれました。何とか不況突破の糸口を見つけようと、最近の動向について情報交換する人や、初対面の他協会の方と歓談する人の姿が多々見られました。中締めの挨拶には真鍋AOU副会長が立ち、力強い三本締めを行った後、午後6時30分に散会となりました。

柿原彬人会長年頭所感

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「遊び」はネットワーク社会の
最高のナビゲーター

(社)日本アミューズメントマシン工業協会
会長  柿原彬人
 新年あけましておめでとうごさいます。
 昨年は7月に当協会の会長という大役を仰せつかり、協会諸事業の遂行に当たり、会員の皆様方をはじめ、通商産業省、警察庁、関係行政機関、関連団体などの皆様方の絶大なるご支援ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
 顧みますと、昨年の日本経済は、バブルの崩壊からの永い低迷が徐々に回復し、景況感が緩やかに改善され始めた1年でありました。また、産業界においても旧財閥や系列といった枠組みが、金融ビッグバンやグローバルな生き残りをかけ大きく見直され、新しいシステムが構築され始めました。

 しかし、当アミューズメント業界におきましては、依然として改善されない金融機関の貸し渋り、少子高齢化、消費税問題、変造コインの被害、ライフスタイルの多様化といった問題に加え、更に1機種7,000万台以上出荷されるという驚異的普及率とハイスペックにより業務用とボーダーレス化した家庭用ゲームの躍進及び、家庭などの固定電話の加入台数を上回る勢いの携帯電話の普及による若年層の支出の増大が要因となり、決して明るい1年ではありませんでした。

 さて、今年2000年は、千年紀という大きな時代の区切りであり、21世紀に向けての架け橋の年でもあります。この転換期は、ネットワークという言葉がキーワードになるでしょう。交通手段の進歩により世界の距離は短縮され、更にネットワーク時代の到来とともにも国境や人種を超越し、誰もがリアルタイムに共通の情報が得られることにより、ますますその距離は身近なものとなるでしょう。ネットワークの波は社会に急速に浸透し、想像以上に人々のライフスタイルを変化させ、多様な価値観を生み出していきます。また、新しいビジネスを誕生させ、産業構造の抜本的見直しが要求されるでしょう。我々アミューズメント業界も例外ではなく、今大きな転換期に直面しています。

 ロケーションビジネスにおいても「機械を置けば売上げは上がる」といった考え方は一切通用しなくなり、店舗の開発・企画・運営といった三要素が三位一体となり、そこに時代の流れ、地域のニーズ等を敏感に察知し反映した営業が必要となってきています。また、製造・開発においても、人々の多様化したライフスタイルにマッチし、時代のニーズを読み取ったあくなき"おもしろさ"の追求をしなくてはなりません。既成概念にとらわれない、新しい"遊び"の創造こそが今一番重要であります。

 しかしこの転換期は、我々アミューズメント業界には大きなチャンスの年でもあります。なぜなら、ネットワーク社会は確かに距離や時間の壁を取り除きますが、その導入期には、言葉の壁を取り除き、人々にそのシステムへの興味を持たせ、触れさせ、覚えさせるナビゲーターが必要といえます。その時、我々アミューズメント業界は「遊び」という「世界共通の言葉」を持っているからです。これこそがネットワーク社会の幕開けに最高のナビゲーターとなり、社会に浸透していく原動力となり得ます。私達は「遊び」というコンテンツを最大限活用し、この転換期に大きくジャンプアップする可能性を持っています。

 今年は店舗間をリンクしたネットワークゲームの登場や、異次元空間を演出した独創的な店舗、また斬新なアイデアによる新機軸の遊びなどが誕生する年となるでしょう。今後も当業界は日本発の数少ないグローバルスタンダードとして、またネットワーク社会のナビゲーター役として、世界市場を牽引していかなければならないと考えております。

 最後になりましたが、関係各位の変わらぬご指導ご支援をお願い申し上げますとともに、皆様にとりましても新しい年が更なる飛躍の年となることを祈念申し上げて、新年のご挨拶とさせていただきます。