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 今年は甲申の年である。甲(きのえ)は、草木の種子を覆う厚皮を意味し、申(さる)は、果実が熟して固まっていくことの表われを意味し、したがって甲申の年は古来より次の時代に向けて確かな種子を作る年とされている。

 期せずして当業界においても新たな成長を期待される種子がまだ萌芽の段階ながらいくつか数えることができる。

 ひとつは、JAMMA、AOU、NSA業界団体が共同でその基盤構築に向けて一丸となって取り組む「ポイントマイレージ」である。これは顧客に対してはポイント還元としてサービス的側面から資することができ、我々にとっては有効な顧客情報、消費動向を把握できるシステム構築という側面で期待が持たれるものである。

 もうひとつあげるとすれば、「ネットワークゲーム」である。IT狂想曲は鳴り止んだが、ITは確実に生活者のものとして定着した。我々エンターテインメントの世界でも幾つかの試みは確実に事業として手ごたえを感じとれるレベルに育ってきつつある。弊社の試みで言えば、昨年4月に直営実験店舗として開設した『LED ZONE』があり、また、業務用機器としては最大8人での通信対戦を可能にした『ドラゴンクロニクル』をあげることができる。

 歴史の教えるところでは、甲申の年は新しい時代の開幕となった年が多く、内外の動きには充分留意して対処を誤らないように、とのことである。当業界においてもこの教訓を旨に、新しい成長への種子を大切に育てあげたいものである。

新設特別委員会委員長インタビュー

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――まず、特別委員会設立の経緯について。
永井 これまで、お客様へのサービスの一環として、ポイントとして還元していくようなやり方にはどういう形がありうるかについて、いろいろ検討してきました。その中で、航空機業界で導入されているポイントマイレージというようなことが考えられることになりました。さらに、これをJAMMAのみで検討するのではなく、6全日本アミューズメント施設営業者協会連合会(AOU)や、日本SC遊園協会(NSA)なども含め、業界全体で進めることを検討するための特別委員会を設置しようということになったわけです。

――特別委員会のこれまでの活動状況について。
永井 第1回が、昨年の11月26日にスタートして、2月14日が第2回、近々では7月2日と、これまで3回の特別委員会を重ねました。そもそもは、検討段階でキャッシュレスに対応する方向に発展したことで、「Edy」について勉強会をする中から、現在の状況につながっていったのです。

――ICカードを活用する方向での検討に入った理由は。
永井 既にこれまで業界においては、セガは、「セガモバ」として、携帯電話を活用してきましたし、他社でもハウスカード等の導入は行われていました。ICカードの検討にはいろいろな方向がありますが、㈱ビットワレットの提唱するEdyによる電子マネー化が実用化の段階に入っていることが、まず第一です。これは、業界にとっては、キャッシュレス化という非常に大きい転換ともなりますので、いろいろな方面から検討しています。

――ICカードのメリットについて。
永井 アミューズメント業界全体の問題として、消費税問題が再浮上すると考えています。その際に、アミューズメント業界では、現在の内税方式では対応できなくなり、外税を導入せざるを得ないと私は考えています。現状のコインオペレーションでは、外税に対応するのは困難で、この面からも、価格設定を柔軟にできるキャッシュレスという方式は有効な手段だと思います。これらは、ICカードの導入により、極めて容易に対応できるわけです。
 ポイントマイレージもまた、これに加えて、同時に対応が可能です。ただ、どのような方式にするかについては、まだ確定した合意があるわけではなく、検討は始められたばかりです。私案としては、ポイントバンクのようなものを導入して交換できるようにするなど、いろいろ考えられますが、各社それぞれにサービスの考え方などに違いもありますし、簡単にまとめることはできません。

――ICカード導入へのコストを含む具体的な検討は。
永井 これは、Edyについてなのですが、例えばアミューズメント産業全体で設置機械台数を50万台として、全てでないとしてもその半分くらいに導入することを考えると、たいへんな数になります。他の業種ではPOSレジにEdyのリーダを置けばいいのですが、当業界では、ゲーム機それぞれにつけるということを考えざるを得ない。台数が多くなると、導入のシステム価格も1箇所で何千万円と、大変になってしまうでしょう。しかし、これだけの台数になると、1台あたりのコストダウンも可能になるわけなので、こういう意味でも強い希望を出しています。
 もちろん、導入時点ではそれなりの初期費用はかかるわけですが、完全にキャッシュレスでオペレーションできるようになれば、売上管理の面で、非常に大きい効果を上げることができます。売上の内容を即座に把握することもできますし、また、マネージメントの面では、現金管理が合理化できるという点も重要です。防犯面、両替金の管理、売上金の管理に加え、これに費やす労働時間や人件費を考えれば、とても大きい導入メリットを得ることができるでしょうね。

――マイレージ導入の方向性については。
永井 まず、導入を進めることにより、顧客の情報や消費動向を把握できるようになることが重要です。AM業界は、機械はハイテクでも、運営はローテクだと言わざるを得ない状態です。エンドユーザーの動向を、少なくとも男女の別や年齢層の段階まで把握できれば、大変強力な情報となります。
 さらに、Edyでは、これまでのハウスカードとは異なった共通のものですから、幅広い可能性を持つので期待をかけています。これまでにゲームに触れていない層にまでアプローチできるのではないかという期待もあります。

――ありがとうございました。


第9回『ゲームの日』11月23日に実施

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 JAMMAと、(社)全日本アミューズメント施設営業者協会連合会(AOU)、日本SC遊園協会(NSA)の3団体が主催して展開する「ゲームの日」が、今年も11月23日に開催されます。

 今年のテーマは、「頑張ったひとにはエールをおくろう」。全国の社会福祉施設にプレイランドを提供する「アミューズメント・ラブ・エイド」の催しは、今年もまた各地で行なわれることになりました。

 また、JR東京駅のイベントスペースでは、ファンに感謝するコア・イベントが開催され、昨年に引き続き、メーカー各社から最新のゲーム機が展示されて、来場者が無料で遊ぶことができます。


 各地のAM施設においては、風船を配布するキャンペーンも展開、他にも様々な催しが準備されています。

 イベントグッズでは、卓上カレンダーに「くじ」がつき、抽選により来年1月に、マウンテンバイクがゲームの日の「23」にちなみ23台がプレゼントされ、また、アンケートへの回答によりDVDレコーダー等が当たるプレゼントも行なわれるなど、当日に向けた積極的なPRが展開されています。

 


 JAMMAと、(社)全日本アミューズメント施設営業者協会連合会(AOU)、日本SC遊園協会(NSA)の3団体が共同事業として行なっている業界実態調査の、第10回目(平成14年度)の調査が完了し、報告書が作成されました。

 今回もまた、各協会の会員企業のみならず、会員以外の企業にも範囲を広げ、856社に対して調査がなされ、300社以上の回答を得て、多岐にわたる統計資料が作成されました。

調査結果の概要
 今年度(平成14年4月~平成15年3月)の調査によると、AM産業の市場規模全体額は2兆267億円となり、昨年度に家庭用のゲーム機販売高の伸びによって達成した2兆円台を維持したものの、対前年比ではマイナス9.3%と大幅に減少しました。

 その内容としては、家庭用ゲーム機販売高が前年度の1兆5024億円から1兆2666億円へと大きく減少したことが響いたものでした。これに対し、業務用アミューズメント産業界の売上高(製品販売高+オペレーション売上高)は、7600億円と、前年度を4%上回る実績をあげ、5年ぶりに売上高を拡大する結果となりました。

 これは、不採算店舗の閉鎖や大型店舗への出店など効率的な店舗展開を行ない、ファミリーや女性層などへの取組みを行なってきたことが寄与したものと考えられます。機器製品販売高、オペレーション売上高ともに、底入れの兆しが感じられます。 

報告書の配布方法
頒布価格(税込み)2000円(3団体の会員は1000円)。
販売は、(社)日本アミューズメントマシン工業協会(JAMMA)事務局が一括して行ないます。

〒105-0013 東京都港区浜松町1-10-11 
盛電社ビル6F Tel.03(3438)2363
担当:業務部・片岡

平成14年度AM産業界市場規模
※( )内は対前年伸び率
 

――第41回AMショーが無事終了しての感想はいかがですか。
 昨年は開催初日に来場者の受け入れに手間取って来場者にご迷惑をおかけしましたが、今回は運営を検討している段階からそういった問題点に手を打っていこうとして工夫を凝らしました。来場者の数についても、僅かではありますが前年を上回ることができ、これも運営委員会の方々をはじめ、各位のご協力の賜物であると考えて感謝しております。

――ショー全体の評価についてお聞かせください。
 これから運営委員会や参加していただいた各社へのアンケートの結果を踏まえて総括をしていきたいと考えていますが、私の印象では、全体的にまずまずであったと思っています。ゲーム施設の運営事業の市場規模も、一昨年を底に昨年以降改善されてきておりますし、その勢いは今年も継続しているのではないかと思っております。展示された機器を見ておりますと、昨年あたりから通信やネットワークを使った新しいゲームも増えておりますし、今年もそういう傾向を踏まえた精力的な新しいものが多かったのではないかと思っております。

――初めての試みでもある主催者テーマゾーンについて。
 今年初めての試みとして、ゲーム施設の運営に欠くことのできない自販機メーカーさんや飲料メーカーさん、また店舗運営システムに関連するメーカーさんなどに出展いただきました。これまでの、会員に限られたAMショーの形式から、少しでも会員以外にも門戸を開いていきたいですね。まずは主催者のテーマゾーンのような形で場を設定して、そこに誘致していく。その次のステップとして、関連業界の枠をさらに広げて幅広く出展を促していくことは、ショーの価値を高めていくためにもなると思います。

――3日間の会期と来場者について。
 会期については、ビジネスデーやパブリックデーのあり方を含めて、今後も議論を深めていって、理想的な形を出したいと考えています。ビジネスを進めるためのショーとしての性格と、アミューズメント業界をエンドユーザーにもアピールするチャンスであるということを、充分に組み合わせていくことができるようにしていきたいですね。来場者については、総数も昨年より増加し、なかでもビジネス来場者は8%ほどアップしていますので、そういう意味では成功だったと思います。

――ショーの運営と会場計画について。
 運営については、今後もいろいろ知恵を絞っていかねばならないと考えています。会場は、昨年に引き続き2.5スパンでしたが、ここ数年、小間数が減少しているので、それに歯止めをかけるということと、そもそものショー自体の価値を高めていくという工夫が、やはりこれからも必要であると考えています。

――ショーの広報とPR活動について。
 6月くらいから、何度も事前の開催告知を行ないました。今年は特に、児童向け学習雑誌など、お子さんをお持ちの家庭が読まれるようなメディアへ意識的に出しまして、かなりの数のお子様連れのファミリーが増える結果を生むことができました。

――今回初めて導入したオフィシャルアイテムについて。
 今年そのようなことをやり始めたのは、もちろん収入の面はありますが、AMショーの広告は、従来はガイドブックに載せるくらいしかありませんでしたので、活用できるものはもっと積極的に展開していこうという考えで始めたものです。まだまだノウハウが固まっていないのですが、ショー自体を活気付ける意味も含めて検討する余地があると思っています。

――今後の課題と方向について。
 やはり、多くの企業に出展していただけるように、ショーのあり方、運営の方法等を検討していくことが一番大切です。このショーをどのように盛り上げるか、価値あるものにしていくかということを、業界全体の発展ということも含めて、これからも各出展社の皆さんと考え、力を合わせて努力をしていきたいと考えています。
 

出展社アンケート調査結果概要

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 第41回AMショー運営委員会は、今後のショー運営の参考にするため、今回の出展社54社にアンケート調査を実施し、51社(94.4%)からの回答を得ました。

 今回の目玉とも言える、初の取組みである主催者のテーマゾーンについては、80%と大多数の賛同を受けました。全体の小間配置や照明・音量等についてはほぼ例年並みの評価を受けました。また、広報・宣伝活動については全般的に好評価をうけましたが、ポスターについては、賛否が相半ばする結果となりました。また、今回はホームページについてのアンケートも行ないましたが、あまり充分に利用されていないという残念な結果となりました。

 会場設営の面で、搬入期間を削減して1.5日とした件については、10%から支障が生じたとの回答があり、搬出がスムーズにできなかったとの回答も大幅に増加するなど、今後の運営に課題を残すことになりました。


●主催者テーマゾーンについてはいかがでしたか?
 今回初の試みとして、主催者テーマゾーンを設け、関連企業にもご出展をいただきました。こうした試みについてどう思われますか?

※「業界発展のためにはよいこと」「今後さらに間口を広げることを期待する」との声もあり、試みは概ね成功したと考えられます。

今回のポスターはいかがでしたか?

※前年は目立たなかったとの声が多かったので、「インパクトの強いビジュアル」をコンセプトとしましたが、「楽しさが伝わらない」「内容がわからない」との批判がありました。

今回は搬入期間を短縮して1日半で行ないましたが、これについてはいかがでしたか?

※全体としては大きい問題は生じなかったものの、「必要とする作業時間は同じなので、残業時間が増える結果となる」との意見もありました。

搬出作業はスムーズに行なうことができましたか?

※搬出については、「スムーズにできた」という評価が、前回から16ポイント低くなり、「スムーズにできなかった」という評価が13ポイント増え、適切な運営が要求されました。

今回のアミューズメントマシンショーに出展されていかがでしたか?

※出展の成果については、特に主催者ゾーンや今回初出展の会員から評価を受け、プラス評価が68%となりました。しかし、来場者の伸び悩みについては厳しい声もありました。



出展機種数
ビデオゲーム機 162台(164台)
メダルゲーム機 317台(371台)
プライズマシン 112台(219台)
アーケード機
 (フリッパー、その他ゲーム機)
43台(94台)
アミューズメント自販機 41台(33台)
乗物・遊園施設機器 33台(40台)
その他機械
(両替機、メダル貸出機、カラオケ機器等)
483台(137台)

1,191台(1,058台)

景品類 1,141アイテム(842アイテム)
その他(部品、コンシューマー商品、出版物等) 10,947点(10,758点)
*( )内は前年実績




来場者数
9月11日(木)
業者招待日
9月12日(金)
業者招待日
9月13日(土)
一般公開日
合 計
ビジネス来場者 13,656
(13,343)
8,983
(7,479)

(-)
22,639
(20,822)
一般来場者
(-)

(-)
8,530
(9,691)
8,530
(9,691)
報道関係者 308
(412)
127
(102)
64
(67)
499
(581)
合計 13,964
(13,755)
9,110
(7,581)
8,594
(9,758)
31,668
(31,094)
*( )内は前年実績

AMショーの合同パーティーに390人が集う

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 第41回アミューズメントマシンショーの懇親パーティーが、ショーの初日、9月11日(木)午後6時から、東京・赤坂プリンスホテル「クリスタルパレス」で盛大に行なわれました。

 出席者が見守る中、まず、主催者を代表して柿原JAMMA会長が挨拶を行ない、初日の入場者について「今年の入場者は1万3964名となり、昨年より209名増加した」と報告し、続けて「しかしかつてに比較するとまだ少ない。今後もいいゲームを作って、業界のビジネスに勢いをつけて、この会場も含め、参加者で一杯にしていきたい」と力強い言葉を述べました。

 続いて同じく主催者の山田三郎JAPEA会長が壇上に立ち、「第41回アミューズメントショーが盛大に開催されたのは皆さんのおかげで、心から感謝申し上げます。この厳しい時代、互いに協力して知恵を出し合って業界の反映のため元気でやっていきましょう。」と激励の言葉を述べました。

 引き続き、木村雅三JAMMA副会長が壇上に上がり、「今日は活況であったと認識しております。最近は業界の各上場会社の株価も上昇傾向にあり、今後、プラスの方向に向かう予感がします。当業界の発展を心から祈念します」と挨拶した後、乾杯の音頭を取りました。

 しばらく和気藹々とした懇談が続いた後、自民党総裁選の応援で多忙な中、出席いただいた衆議院議員の小林興起氏が来賓を代表して祝辞を述べました。

 その後、橘正裕JAMMA副会長の中締めの後も、会場ではさらに遅くまで歓談の輪が広がっていきました。



 今回の大きな特色として上げられるのは、まず、主催者ゾーンを中心とした、ICカード等を導入することによるキャッシュレス化の動向です。電子マネーやその関連機器、さらに、これらを運営システムに取り込んだシステムなどの展示は、今後のロケーションの姿を垣間見せるものでした。こうした主催者ゾーンの取組みは、今回のAMショーをビジネスショーとして組み立てるに当たって有効なものでした。両替機や、メダルの貸出機なども、昨年をはるかに上回る点数の機種が出展されており、これら、ロケーション運営関連の出展は、熱心な質問を集めていました。

 ネットワークを活用するゲームも多く出展され、あちこちで人だかりをもたらしていました。通信対戦をサポートする一方で、カードにランキングなどプレイヤーの個人情報を保存して、ストーリー性のあるゲームを続きからプレイできるものなども実用化されており、タイトルが増加していることが目を引きました。

 今回のショーにおいては、ネットワーク対応のビデオゲームの基板が多く出展されていましたが、基板、完成品を問わず、こうした動向は進んでおり、ネットワーク機能にCGやVRなどの高度化が加わって、同時に複数でプレイできる、面白く飽きさせないゲームが、格闘型のゲームや対戦型ゲームといったジャンルに限らず、数多く展示されました。

 また、これまでの主流であった難易度の高いゲームばかりでなく、女性やファミリー層をも対象とした、気軽に遊べるゲームや、体感系のゲームも多く、さまざまなアイデアが盛り込まれていて、開発の視点にも幅広さを感じさせる機種が数多く出展されていました。

 プライズ機は、今回は出展が昨年に比べ大幅に少ない中でも、使い勝手を高める工夫がなされているもの、小型化のもの、遊びの要素を取り込んだものなどが見受けられました。

 来場者の人数は、ビジネスデーの来場者の増加があったものの、パブリックデーの減少により、昨年に比べてやや上回る程度ではありましたが、パブリックデーには、入場者としてカウントされない小学生や未就学児を連れたファミリー層が、昨年より明らかに目立っており、ゲームショウなどとは違ったにぎわい方を見せていました。
 

来賓挨拶 

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 第41回アミューズメントマシンショーの開催に当たり、一言ご挨拶を述べたいと思います。本展示会は世界をリードするわが国のアミューズメント産業の展示会として、国内はもとより、海外からも広く注目を集められており、関係業界の国際交流の場としても大きな役割を果たしております。

 今回で41回という歴史と実績を重ねてこられ、このように盛大に開催されることになりましたのも、ひとえに関係各位のご熱意とご努力のたまものと考えております。わが国の経済情勢は、引き続きデフレが継続し、失業率も高水準を維持しているなどしておりますが、最近は設備投資にも動きが見られ、変化の兆しが見え始めております。経済産業省といたしましては、産業金融機能の抜本的強化等を通じ、企業・個人がチャレンジを行なう環境を作り、社会革新のさらなる強化に重点をおいた政策を着実に進めることにより、産業競争力の強化を推進していく所存であります。

 そのようななかアミューズメント産業は、情報技術に対応した新技術開発に取り組んでこられ、インターネットや最新のコンピュータグラフィック技術を駆使したビデオゲームや体感ゲーム機、及び、多様化したユーザーの嗜好に応える、画期的かつ意欲的なアイデアにあふれる新製品を提供するなど、夢を社会に提供し、時代の流れに沿った余暇活動の多様化に貢献しています。昨今は安心や安全、豊かさの重要性が再認識される時期でもあります。今回の展示会が「遊から生まれる豊かな心」をテーマに、アミューズメント産業の情報革新の場として、その魅力を最大限にアピールして多くの方々に潤いを与えることは、たいへん意義深いものと思います。

 今回のショーの成功とわが国のアミューズメント産業のさらなる発展を願い、挨拶にしたいと思います。

開催挨拶 

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 私たちのアミューズメントマシンショーも、今回で41回目を迎えました。これもひとえにご参加いただきました皆様方の努力のたまものであり、深く感謝申し上げます。今回出展者数は58社でありますが、各出展者のブースでは最新鋭機を展示してございます。

 思い起こせば昭和38年6月に第1回を開催してから、今日まで、幾多の、変遷を経て発展してまいりました。そしていま、科学技術はさらなるジャンプアップをしようとしております。

 わがアミューズメント業界は30年前後から急激に伸びてきたわけですが、米国、欧州を見れば分かりますように、その華やかな成長時期を過ぎまして、成熟期に入った感は無きにしも非ずでございます。しかし、アミューズメント業界の成長性にかげりが出たのかといいますと決してそういうわけではなく、家庭用テレビゲーム、携帯電話、通信ゲーム、またネットワークを活用し、ヒットに結びつけた機種が出現するなど、ようやくこれからのアミューズメントに一筋の光が差し込んできたと感じております。

 時代をうまく取り込んだアイデア商品が大きな市場を生み出すものでございます。世の中の流れを見極め、潜在需要を掘り起こし、斬新で幅広い層に支持されるような遊びを提供していくことが業界の使命であります。そのためには、われわれは様々なことにアプローチしていく視点が重要だと思っております。今後もいろいろな遊びが考えられる中で、ゲームの形も変わり、新しい遊びが創造されることでありましょう。我々の今後は、新しい機械の開発に我々が持っている知恵を全力投入して、継続していくということが一番大切だと思っております。皆様方ともども、今後の業界発展のためにがんばっていきたいと思っております。最後に、本アミューズメントマシンショーが、メーカー、ディストリビューター、オペレーターともども、皆様方に有意義なものとなるよう大いに期待して私からの挨拶に代えたいと思います。



「遊び」はネットワーク社会の
最高のナビゲーター


 初日の9月11日に、午前9時30分から午前10時まで、AMショーの開幕に先立って、ビッグサイトの会場東ホール入り口の特設会場において、来賓として、経済産業省製造産業局産業機械課長・藤田義文氏(平沼赳夫経済産業大臣代理)、国土交通省住宅局建築指導課国際基準調査官・瀬良智機氏(扇千景国土交通大臣代理)を迎え、多数の出展社・業界関係者が出席して、開会式が行なわれました。

 最初に主催者を代表して、柿原彬人JAMMA会長が挨拶(別掲)。続いて、山田三郎JAPEA会長からの挨拶。そして、列席の来賓の方々からの祝辞が述べられた後、亀井静香衆議院議員からの祝電が披露されました。

 最後に、主催協会会長、来賓の方々に、中村雅哉JAMMA名誉会長、林隆AMショー運営委員長を加えてテープカットが行なわれ、本展示会成功への大きな期待とともに、第41回AMショーが華やかに開幕しました。


 「遊から生まれる豊かな心」をテーマに、第41回アミューズメントマシンショーが、9月11日(木)~13日(土)の3日間にわたり、東京国際展示場(東京ビッグサイト)の、東4・5・6ホールで開催されました。

 出展社は58社(昨年58社)、小間数807小間(昨年852小間)と、規模は昨年に比べてやや縮小しましたが、主催者テーマゾーンを設け、自販機や飲料、店舗運営システム等の関連業界にも参加を呼びかけるなどの、運営面での積極的な展開によって、ビジネス来場者が約1800人増加し、トータルの入場者でも増加となりました。

 こうした努力により、本来の目的であるビジネスショーとしての色合いが、より明確になった一方で、ショー広報活動の工夫により、パブリックデーには子供連れのファミリー層の来場者が多く見られるなど、今後への期待をつないでいくショーとなりました。

 なお、本AMショーの主催は、(社)日本アミューズメントマシン工業協会(JAMMA)と全日本遊園施設協会(JAPEA)。後援は、経済産業省、国土交通省、日本経済新聞社。