協会活動
「安全安心設計のものづくりの推進」開催
~経産省と産総研によるシンポジウム~
成果を報告しました

「安全安心設計のものづくりの推進」開催
~経産省と産総研によるシンポジウム~
JAMMAが共同プロジェクトの
5月28日(金)、六本木のアカデミーヒルズ49Fのタワーホールにおいて、経済産業省製造産業局デザイン・人間生活システム政策室と、独立行政法人産業技術総合研究所(以下、産総研)の主催で、「キッズデザイン製品開発支援事業シンポジウム」が開催されました。
この「キッズデザイン製品開発支援事業」とは、経済産業省が今年度より開始した事業政策で、子どもの傷害予防に向けた「安全安心設計のものづくり」を産業界とともに持続的に推進していく体制の構築を目指しているものです。
経済産業省では、これに向け、今年度の事業として「キッズデザイン製品開発支援事業」共創プロジェクトを開催し、広く企業・業界団体・その他の機関に、事故メカニズムの解明や製品構造、機能の問題点の分析、安全評価手法の確立等につながる提案の募集を開始しました。今回のシンポジウムは、その事業概要の説明とともに、過去3年間に実施された「安全知識循環型社会構築事業」の成果報告を行うという目的で開催されました。
シンポジウム第一部は、高木美香 経済産業省製造産業局 デザイン・人間生活システム政策室 室長補佐から、「子どもの事故予防に向けて~情報収集から製品開発へ~」と題して報告されました。
今年度の「キッズデザイン製品開発支援事業」においては、経済産業省からの委託で、産総研に、事業推進委員会、企業ニーズ調査・成果普及検討委員会、キッズデザイン基本的事項検討委員会を設け、製品開発や業界標準の作成を支援していくということが説明されました。
続いて報告に立った、山中龍宏 キッズデザイン製品開発支援事業 事業リーダーは、産総研「子どもの傷害予防工学カウンシル(CIPEC)」の代表で、小児科医。報告は、「製品事故と医療機関の役割」と題して行われました。山中氏は医療の現場から事故を予防するという観点で情報交換し分析していくと工学的に解決できるものが相当数であることがわかってきたといいます。そういったことから、このプロジェクトは意義あることだと強調されました。
発表の3つめは、西田佳史 産総研デジタルヒューマン工学研究センター 生活・社会機能デザイン研究チーム長により、「製品事故分析技術を活用したキッズデザインの事例」と題して行われました。
近年の製品開発には、文化や言語、老若男女を問わない「ユニバーサルデザイン」という考え方が不可欠となっています。キッズデザインもまた、そうした考え方をベースに、子どもの安全を最大限に考慮したものとして提供していくことが、このプロジェクトの目的であると説明されました。
第二部は第一部の発表者に加え、産総研の共同プロジェクトに参加したJAMMA上山辰美専務理事と永代産業(株)総合研究所研究開発室の大谷優建材グループ長が参加して、パネルディスカッションが行われました。
ディスカッションに先立ち、大谷、上山両氏から共同プロジェクトの内容について報告が行われました。
大谷氏からは、自社で開発する衝撃吸収機能が付与された床材において、共同実験により得られた成果の報告を行いました。
上山専務理事からは、アミューズメントマシンの硬貨返却口に子供の指挟み事故防止についてJAMMAの取り組みおよび、今回の共同研究の報告を行いました。
JAMMAではアミューズメントマシンの硬貨返却口に子供の指挟み事故防止について、技術部会の中に専門の「硬貨返却口安全対策分科会」を設置し各種施策を行っています。その中で、「硬貨(コイン・メダル)返却口の安全性に関する指針」というガイドラインを作成し、会員各社に啓蒙活動を行っています。
今回の共同実験はガイドライン等に対応した対策で一定の効果を上げている安全対策に数値的な裏付けを付与するために行ったものになります。
今回は様々なサイズのシリコーンの円柱を指に模して測定を行いました。これにより硬貨返却口の蓋に指が挟まるメカニズムが解析でき、今後の安全対策に対して有効なデータ収集が行えたと結びました。
シンポジウムの中では、上山専務理事に対して、業界団体がこのような共同研究を行うことについてのメリット・デメリットについて質問があり、上山専務からは、AM施設はより多くの人々が年齢層を問わず楽しむ場所であり、そこに設置されている機械も同様のものとなるため事故が発生すると、業界全体の社会的な問題となるため、今回のように業界団体で共同実験を行うことで、各社が垣根を越えて取り組む事ができたと話されました。さらに機械を運営する側のオペレーターに対しては、注意喚起のステッカーを配布するなど、JAMMAで対策を講じていることも説明されました。

活動の成果を報告する
JAMMA上山専務理事
この「キッズデザイン製品開発支援事業」とは、経済産業省が今年度より開始した事業政策で、子どもの傷害予防に向けた「安全安心設計のものづくり」を産業界とともに持続的に推進していく体制の構築を目指しているものです。
経済産業省では、これに向け、今年度の事業として「キッズデザイン製品開発支援事業」共創プロジェクトを開催し、広く企業・業界団体・その他の機関に、事故メカニズムの解明や製品構造、機能の問題点の分析、安全評価手法の確立等につながる提案の募集を開始しました。今回のシンポジウムは、その事業概要の説明とともに、過去3年間に実施された「安全知識循環型社会構築事業」の成果報告を行うという目的で開催されました。
シンポジウム第一部は、高木美香 経済産業省製造産業局 デザイン・人間生活システム政策室 室長補佐から、「子どもの事故予防に向けて~情報収集から製品開発へ~」と題して報告されました。
今年度の「キッズデザイン製品開発支援事業」においては、経済産業省からの委託で、産総研に、事業推進委員会、企業ニーズ調査・成果普及検討委員会、キッズデザイン基本的事項検討委員会を設け、製品開発や業界標準の作成を支援していくということが説明されました。
続いて報告に立った、山中龍宏 キッズデザイン製品開発支援事業 事業リーダーは、産総研「子どもの傷害予防工学カウンシル(CIPEC)」の代表で、小児科医。報告は、「製品事故と医療機関の役割」と題して行われました。山中氏は医療の現場から事故を予防するという観点で情報交換し分析していくと工学的に解決できるものが相当数であることがわかってきたといいます。そういったことから、このプロジェクトは意義あることだと強調されました。
発表の3つめは、西田佳史 産総研デジタルヒューマン工学研究センター 生活・社会機能デザイン研究チーム長により、「製品事故分析技術を活用したキッズデザインの事例」と題して行われました。
近年の製品開発には、文化や言語、老若男女を問わない「ユニバーサルデザイン」という考え方が不可欠となっています。キッズデザインもまた、そうした考え方をベースに、子どもの安全を最大限に考慮したものとして提供していくことが、このプロジェクトの目的であると説明されました。
第二部は第一部の発表者に加え、産総研の共同プロジェクトに参加したJAMMA上山辰美専務理事と永代産業(株)総合研究所研究開発室の大谷優建材グループ長が参加して、パネルディスカッションが行われました。
ディスカッションに先立ち、大谷、上山両氏から共同プロジェクトの内容について報告が行われました。
大谷氏からは、自社で開発する衝撃吸収機能が付与された床材において、共同実験により得られた成果の報告を行いました。
上山専務理事からは、アミューズメントマシンの硬貨返却口に子供の指挟み事故防止についてJAMMAの取り組みおよび、今回の共同研究の報告を行いました。
JAMMAではアミューズメントマシンの硬貨返却口に子供の指挟み事故防止について、技術部会の中に専門の「硬貨返却口安全対策分科会」を設置し各種施策を行っています。その中で、「硬貨(コイン・メダル)返却口の安全性に関する指針」というガイドラインを作成し、会員各社に啓蒙活動を行っています。
今回の共同実験はガイドライン等に対応した対策で一定の効果を上げている安全対策に数値的な裏付けを付与するために行ったものになります。
今回は様々なサイズのシリコーンの円柱を指に模して測定を行いました。これにより硬貨返却口の蓋に指が挟まるメカニズムが解析でき、今後の安全対策に対して有効なデータ収集が行えたと結びました。
シンポジウムの中では、上山専務理事に対して、業界団体がこのような共同研究を行うことについてのメリット・デメリットについて質問があり、上山専務からは、AM施設はより多くの人々が年齢層を問わず楽しむ場所であり、そこに設置されている機械も同様のものとなるため事故が発生すると、業界全体の社会的な問題となるため、今回のように業界団体で共同実験を行うことで、各社が垣根を越えて取り組む事ができたと話されました。さらに機械を運営する側のオペレーターに対しては、注意喚起のステッカーを配布するなど、JAMMAで対策を講じていることも説明されました。
活動の成果を報告する
JAMMA上山専務理事



